地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2009年10月31日放送分 ゲスト :黒澤信廣さん(鹿角市) 、樋口和彦さん(国際協力機構JICA 秋田デスク)

鹿角市の秋田県地球温暖化防止活動推進員である黒澤信廣さんと独立行政法人国際協力機構(JICA)秋田デスクの樋口和彦さんをお呼びしました。 黒澤さんは秋田県地球温暖化防止活動推進センターも認める、地元でとても活動している秋田県地球温暖化防止活動推進員で、最近の活動では、鹿角市で行われた「元気フェスタ」(旧産業祭)というお祭りの環境ブースで、環境紙芝居を行ったそうです。この環境紙芝居は、秋田県地球温暖化防止活動推進センターで作った普及啓発活動用のツールで、「マイ・ナス・ロクの大冒険」という物語です。マイとナスとロクという3匹のウサギが温暖化屋敷を見つけエコハウスにしていくという内容です。鹿角市の「元気フェスタ」では、女子高生のボランティアスタッフと一緒に紙芝居を行ったそうです。黒澤さんは「かみつの☆ブルーベリーファーム」という無農薬のブルーベリー農園を経営しており、その農園内にも温暖化対策の工夫をしているそうです。それは、炭素固定という考えで、農場に木材のチップを敷き詰めていることで、雑草も生えにくいのでとてもよいと話してくれました。また、また、EM菌(EMとは「「有用(Effective)」と「微生物群(Microorganisms)」を組み合わせた「有用微生物群」の略)という土壌改良材を使ってブルーベリーの糖度を上げる工夫をしているそうです。黒澤さんのブルーベリーは、普通のお店では購入することができず、ホームページから注文を受けているそうです。

樋口さんからは、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊などのボランティア事業において、最近「環境教育」という職種の青年海外協力隊の募集が増えてきているという話を聞きました。なぜならそれは、国連ミレニアム宣言を基礎につくられたミレニアム開発目標(MDGs)の中に、「環境の持続可能性の確保」という、環境と国際協力の繋がりが明記されているからなのだということを教えてくれました。どんな人が環境教育という仕事をするのですか、という大島さんの問いに、「まさに黒澤さんのように、地元で普及啓発をしっかり行っているような人です」と答えてくれました。地域で活動していることが、世界での活動に繋がるのだということに、一同感嘆の声をあげました。また、青年海外協力隊およびシニア海外ボランティアの秋の募集が、11月9日(消印有効)まで行われているので、是非ホームページをチェックしてください、とのことでした。

かみつの☆ブルーベリーファーム

独立行政法人 国際協力機構(JICA)

【菊地セレクト音楽】
斎藤和義 / 映画監督


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