地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2009年12月5日放送分 ゲスト :工藤兼勝さん(にかほ市)

にかほ市の秋田県地球温暖化防止活動推進員である工藤兼勝さんをお呼びしました。 工藤さんは地元でとても活動している秋田県地球温暖化防止活動推進員で、環境省認証の環境カウンセラーでもあり、市民やグループ、行政などに地球温暖化問題の講演をよく行っているそうです。

地球温暖化問題に取り組み始めたきっかけが、ヨーロッパの人にたくさん怒られたことだったそうです。1988年に仕事でドイツに駐在していた時の思い出を話してくれました。オランダでの会議にドイツから車で行ったところ、よく来たねと褒められると思ったら逆に怒られたそうです。オランダは地球温暖化による海水面上昇の影響を受けやすい国なため、次からは二酸化炭素を出す車ではなく、電車で来てくれと言われたそうです。80年代後半に「Global Warming(地球温暖化)」という言葉が出始めたころだったので、初めて聞いた時はそのような考え方があるのだとびっくりしたそうです。次に怒られた思いでが、休日に車をアパートの前で洗っていた時だそうです。アパートの住民にすごい剣幕で怒られたのですが、初め工藤さんは何について怒られているのかわからなかったそうです。話を聞いてみたところ、(1)休日は安息の日で働いてはいけない (2)ヨーロッパの水は、飲みにくい硬水をたくさんのお金と時間と努力を費やして軟水処理をしているもの。その大切な水を使って車を洗うとは何事だ。 (3)車に付いているオイルや油性の汚れは、有毒なものが入っているかもしれない。それを公共の場で洗い流すとそれらの物質が下水に流れ込む。などの理由からだったそうです。(2)〜(3)はガソリンスタンドなどの車を洗う専用の場所で行わなければいけなかったそうで、ドイツをはじめヨーロッパの人々の環境に対する意識の高さを感じたそうです。最後に、「地球温暖化について、将来起こること考えず身近なことと捉えて、ライフスタイルを見直して生命が安心して住める地球になるよう努めていきましょう」と話してくれました。


【菊地セレクト音楽】
Air / My Favorite Things

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