地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2009年12月12日放送分 ゲスト :江守正多さん(国立環境研究所 地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室長)

国立環境研究所 地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室長である江守正多さんをお呼びしました。「イケメン」科学」としてNHKなどを中心にご活躍なさっている日本の地球温暖化対策の第一人者で、12月5日に秋田で行われた「地球温暖化懐疑論をひもとく」と題した講演のために秋田に来られました。大島さんからの「国立環境研究所というところでは、いったいどんな研究をしているんですか」、という問いに、「国立環境研究所は、元々公害を研究していた機関でした。自分の仕事は、スーパーコンピューターを使っての気候変動の予測で、そこからどんなことがわかったか、そしてどんな影響があるのかを研究している」と答えてくれました。また、気候変動による影響がどれくらいあるのか、どれくらいやばい状態なのか、をみなさん聞きたいのだと思うが、それを答えるのはとても難しいと話してくれました。なぜなら、地球の平均気温が100年後に2〜4℃上昇し、海面が数メートル上昇し、たくさんの被害や生物の絶滅があるかもしれない、しかしそれをいいことだと感じる面もあるかもしれないため、価値判断が非常に難しいからだそうです。確かに人によって感じ方も違うので難しいことだと一同納得しました。

後半には、COP15(Conference Of the Parties/気候変動枠組み条約締約国会議)が12月7日から18日の日程でデンマークのコペンハーゲンで開かれており、その会議が京都議定書の次の期間2013〜2020年の温室効果ガス排出に関する枠組みを作る大事な会議であることを話してくれました。最後にリスナーの皆様への一言は、私たちパーソナリティも思わず納得し、そしてあまりの自然体に「これはモテエコだっ!」と思わず叫んでしまうようなメッセージでした。

江守さんのメッセージ要約:
「2050年までに二酸化炭素を世界で半分に減らさなければならないという厳しい条件があり、皆さんとても大きなスケールの話だと感じているかもしれません。しかし遠いことではなく、自分のことと捉える雰囲気を作ること、そして地球温暖化防止を応援する世論をつくることが大切です。壮大なチャレンジを楽しむくらいの気持ちでいきましょう」

【菊地セレクト音楽】
SOKABE KEIICHI BAND / 魔法のバスに乗って

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