地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2009年12月26日放送分 ゲスト :小山澄子さん(秋田市) 、桃崎富雄さん(社団法人秋田県緑化推進委員会)

秋田市の秋田県地球温暖化防止活動推進員である小山澄子さんと、社団法人秋田県緑化推進委員会の桃崎富雄さんをお呼びしました。 小山さんは温室効果ガスの1990年度比マイナス25%という削減は可能か、ということについて話をしてくれました。1990年度比マイナス25%の状態とは、今から35年前から40年前の暮らしの状態だということで、そのころの暮しについて話してくれました。オフィスはかなり冷暖房が利いていたが、休み時間はちゃんと消すなど、ON-OFFがきちんとしていたそうです。24時間の営業しているものがそんなに多くなかったけれど、六本木などは夜の街と言われており、場所によって役割が決まっていたと話してくれました。車は、みんなで乗り合わせたりして使い、また公共交通は本数がたくさんなかったけれど、その時間に合わせて利用していたと話してくれました。昔のことを鮮明に覚えていて一同感心しました。小山さんは、1990年度比マイナス25%は可能だと話し、松下幸之助の話を例に出して「あきらめないことが肝心。苦しい時がチャンス、次世代のためにあきらめないこと」と話してくれました。

社団法人秋田県緑化推進委員会の桃崎富雄さんからは、森林の役割について話してくれました。京都議定書にある1990年度比マイナス6%という温室効果ガス削減目標値のうち3.8%は森林を吸収源とするものであること、ただしその吸収源となりうるものは、間伐や植林をしている「健康で元気な」森林だけだということを話してくれました。元気な森にするにはどうすればいいのか、という大島さんの問いに4つのアクションを教えてくれました。(1)森に触れる(環境教育などを通して知ってもらうこと) (2)木を使って森を元気(環境に優しい木材を使うことで循環させる) (3)支えて作る森づくり(森林ボランティアの登録、緑の羽根を通した募金の呼びかけ) (4)森と暮らそう(都市部と農村部の交流などを通して森で暮らす体験を)

木を植えて育て、そして使うという循環と環境教育を通した体験や知識の習得の大切さを説き、森づくりにもっと参加してもらうことを話してくれました。地球温暖化問題への取り組みに対して、様々なアプローチがありそのひとつの重要な森林との関わりを教えていただきました。

最後に小山さんから「プロジェクト・ワイルド」の講座のお知らせがありました。
http://www.projectwild.jp/seminar_list.php#665


【菊地セレクト音楽】
Sunny Day Service / bye bye blackbird

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