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★2010年1月2日放送分 |
ゲスト |
:佐藤まき子さん(由利本荘市)
: 宮崎真紀(秋田県地球温暖化防止活動推進センター 由利本荘デスク) |
由利本荘市の秋田県地球温暖化防止活動推進員である佐藤まき子さんをお呼びしました。一緒に秋田県地球温暖化防止活動推進センター
由利本荘デスクの宮崎真紀も由利本荘地区担当なので登場してもらいました。
佐藤さんは、秋田県地球温暖化防止活動推進員の他にも、エコマイスターであり地域での活動をたくさん行っているそうです。最近特に取り組んでいるということで紹介してくれた活動は、旧矢島町を中心とした、由利本荘市矢島地区でバイオ燃料(BDF)を作るために、廃食油を集めている活動でした。「矢島廃食油エコ協議会」という団体を平成20年3月から立ち上げ、今では月平均125リットルも集まるそうです。特徴は、ペットボトルに廃食油を入れて、回収場所のボックスに入れるだけ、というお手軽で簡単なシステムだそうです。この活動のきっかけになったのが、廃食油の処理をどうしているかを矢島小学校・中学校の計268家庭にアンケートを取ったことだったそうです。回答した方が40代の女性がほとんどという、まさに育ちざかりの子どもを抱えたお母さんからの回答で、驚くべき結果が得られたそうです。油を使った料理は週3回以上と回答した家庭が全体の約51%で全体の半分にも上り、さらに1週間でどれくらい廃食油ができるかという問いには、0.5リットル以下と1リットル以下と答えた家庭を合わせると実に全体の約78%にもなりました。また、廃食油の処理方法では、固めて捨てるという家庭が全体の約64%にもなり、大量に回収できる可能性を十分に秘めた結果になったそうです。これを受けて現在の活動が始まったそうです。事前に何が必要かをきちんとリサーチし地域をあげて活動する、今後の私たちの地球温暖化に対する活動へのヒントを感じるお話でした。
秋田県地球温暖化防止活動推進センター 由利本荘デスクの宮崎からは、今年の抱負を聞きました。由利本荘地区にある矢島廃食油エコ協議会やにかほ市地球温暖化対策地域協議会などたくさんの団体を繋ぎ、またそれらの団体と秋田県地球温暖化防止活動推進センターが協力して活動できるような「橋渡し役」になれるよう頑張りたい、と話してくれました。赴任してから4カ月ですがどうですか、という大島さんの問いに、たくさんのイベントを取材したりボランティアとして参加してみて、そのイベントを主催する団体の人たちはマイ箸のみならずマイどんぶりが普通のことだったりと、驚きつつも感心することが多い、と答えてくれました。
【菊地セレクト音楽】
Dragon Ash / Libertad de Fiesta
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