地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2010年1月23日放送分 ゲスト :湯沢雄勝広域市町村組合 やまばと園 佐藤淳子さん、 柴田省吾さん(湯沢市)
:川村文洋さん(秋田県庁)

今回は、環境に配慮した活動を事業所から展開している施設と秋田県の温暖化防止対策について紹介しました。最初のゲストにお呼びしたのは、湯沢市の障害福祉サービス事業所・児童福祉施設である湯沢雄勝広域市町村組合 やまばと園の指導員佐藤淳子さんと、主査の柴田省吾さんです。お二人からは、「就労継続支援B型」という作業スタイルで、施設にいる方が作るエコリサイクル石けんを紹介していただきました。この施設は、前身のやまばと園という知的障害児施設が平成15年から移転し新しくなったもので、現在は、障害福祉サービス事業所・児童福祉施設としてたくさんの方を受け入れているそうです。紹介していただいた石けんは、「クローバー石けん」という名前の石けんで、粉石けん、液体石けん(粉石けんを水に溶かしたもの)、固形石けんの3種類があります。液体石けんのいれ物は500mlペットボトルを再利用しています。これらの石けんは、地域の施設で出た廃食油を使っており、弱アルカリ性で廃食油からできていることもあり、油汚れがとてもよく落ちると評判だそうです。とあるスポーツ少年団の監督から、汚れがとてもよく落ちる石けんがある、と聞いたという方が買い求めに来たこともあるそうです。開発当初の石けんは、廃油(テンプラ油)の臭いが残っているという声があり、その臭いを取るのにとても苦労したそうです。どこで購入できますか?という大島さんの問いに「北部、中央、南部各エリア、十文字の道の駅、ビッグフレック湯沢店、やまばと園、インターネットで購入できます」と答えてくれました。

もう一人のゲストには、秋田県庁の環境エネルギー推進課から温暖化対策統括監である川村文洋さんが来てくれました。大島さんから、温暖化対策統括監とはどんな仕事をするのですか?という問いには「2009年の5月にできたポジションで、県庁内のいろいろな部署で行っている温暖化対策の連携がうまくいくように調整しており、他県にはなく全国初なのです」と答えてくれました。秋田県の温室効果ガスが全国的にも増えていることに対して、2009年の6月から7月にかけて県民意識調査を行い、その結果に基づいて出来ることから段階的に実施していく方向で対策を進めていきたいと考えているということでした。また、具体的にどんなことをするのか?という問いには「省エネや新エネルギーの導入を進めているのですが、個人の負担が多くなるばかりのものではなくお金をかけない節電・節水やエコドライブの普及が大切」と答えてくれました。ここで川村さんから「ご飯をたくさん炊いて余ったら、保温が良いのか、保温はせず後で電子レンジを使って再加熱するのが良いのか?」というような問題が出されました。大島さんと菊地は「電子レンジで再加熱」と答えましたが、正しい答えは「保温は4時間まで、それ以上は電子レンジで加熱が省エネになる」だそうです。秋田県地球温暖化防止活動推進センター地域デスクも紹介し、地域で活動している方や団体を、多くの人が金銭面も含め応援していただければよい、と話してくれました。県民意識調査では、再生可能エネルギーの導入が重要な対策と考えているという結果が出て、さらに森づくりへの期待が高いということも教えてくれました。温暖化対策として現在打ち出されている住宅の高断熱化に、秋田スギを使うなどの木を使うことの大切さと、住宅用エコポイントが始まることについても話してくれました。秋田県で行う温暖化対策全般について、テンポの良い、とてもわかりやすい内容のトークになりました。

やまばと園のクローバー石けんについて

【菊地セレクト音楽】
4月のことば / 残像カフェ


戻る