地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2010年8月14日放送分 ゲスト :池田萌子さん 津川正隆さん

秋田県地球温暖化防止活動推進センターが支援しているNGO RASICAの活動についての話題になりました。NGO RASICAでは、A4サイズほどの小さなソーラーパネルで充電するソーラーランタン(SANYO製)をネパールの孤児院に寄付して、夜間の勉強用に使ってもらうプロジェクトを行ってきました。ブースにはNGO RASICAのスタディツアーに参加して8月6日に帰国したばかりのツアー参加者2人が遊びに来てくれました。

 一人目は、秋田市立秋田商業高等学校2年の池田萌子さん。大島さんから、どんな活動をしてきたのですか?という問いに、ネパールの首都カトマンドゥにあるバルマンディールという孤児院にソーラーランタンを寄付したり、日本語学校で日本語を使って交流したり、現地の学校で交流プログラムやワークショップをしたり、秋田商業高校で行っているエコチョーク作りを教えたりしてきました、と答えてくれました。エコチョークは、その名の通り、短くなったチョークや黒板の下に溜まるチョークの粉を集めて水を加えて作り直したチョークのことで、その作り方を現地の中高生に教えたそうです。今後はどんなことをしたいですか?という問いには、「まだ帰国したばかりで現実に戻っていない感じがするが、人との出会いの大切さを学んだことが大きかった。一瞬一瞬の出会いや体験の素晴らしさを感じた。まだまだ自分探しの段階だけれど、目標に向かってネパールに比べ様々な環境の整っている日本で不満など言わずに頑張っていきたい」と話してくれました。

 二人目は、新政酒造株式会社の商品開発担当の津川正隆さん。秋田の発酵技術が現地で役に立たてないかを考えて、様々な実験をしてきたそうです。どんな実験なんですか?という大島さんの問いに、「麹を米にふりかけるとアミノ酸やビタミン、ぶどう糖が増えて栄養価の高いものに変化する性質を使用して、現地の炊きあがった米できちんと発酵するかを、日本から持って行った麹や現地の麹などで試してみた」と答えてくれました。うまくいきましたか?という問いには「実験としては成功して、甘くておいしいものができた。」と答えてくれました。今後はどんなことがしたいですか?という問いには、発酵技術で海外支援している例があまり見られないので、発酵チームなるものを作り、食糧事情を支援するような体制を作りたい、と答えてくれました。
 池田さんと津川さんは、二人ともNGO RASICAの活動によってたくさんのエコな活動を行い、それがつながって広がっていきそうな感じがとてもしました。

NGO RASICA http://rasicafe.org/


菊地セレクト音楽    アンマー/かりゆし58
大島さんセレクト音楽  1000のバイオリン/伊藤サチコ


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