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| ★2010年8月21日放送分 |
ゲスト |
：株式会社栗駒フーズ 高橋惇さん |
 再生可能ストリートから株式会社栗駒フーズの高橋惇（まこと）社長が来てくれました。どんな取り組みを行っているのか？という大島さんの問いに、「温泉水を水道水と熱交換してその熱水で牛乳を65℃で30分間低温殺菌をして牛乳やヨーグルトを作っている。他にもソフトクリームの原料やチーズなども加工している。熱を利用した後の排水は牛乳瓶の洗浄や冷蔵庫、冷房、冬は暖房に、施設内の融雪などに再度利用している。」と答えてくれました。全国で初・唯一の施設だということです。日本にはこんなに温泉があるのにどうして栗駒フーズだけなのか、という問いには、まず利用している熱水の質が良いことを上げました。温泉水であれば各種ミネラルや下水に流すには有害な成分が含まれていることが多く処理施設を作らなければならないが、栗駒フーズで利用している熱水は、地下水が温まっただけというものであるため、熱を利用した後に川にすぐ放流できるのが利点、と答えてくれました。98℃のお湯が毎時10トンも湧出しているそうです。牛乳など乳製品は75℃以上の温度を加えては成分が変質してしまう、と強く話し低温殺菌の良さと品質の高さをアピールしてくれました。
つながりのあるブースが会場にはあったか、という質問には、横手青陵高等学校がよく会社に施設見学に来る、と話し、他にも湯沢商工高等学校などの県南の中学校や高校からも来るそうです。生徒からは専門的な質問も多く、びっくりするそうです。大人のための話題としては、日の丸醸造株式会社が栗駒フーズのヨーグルトを使って「ＹＯＧＵＲＳＨ ヨーグルシュ」というヨーグルトでできたお酒を作っているそうです。日の丸醸造では、始め市販のヨーグルトを使ったそうですがうまくいかず、栗駒フーズのヨーグルトを使ってうまく商品化できたそうです。栗駒フーズのヨーグルトは、市販の基準値から３桁も多い乳酸菌数が自慢だそうです。これには大島さんと菊地もびっくりしました。
環境に優しいことをしている企業が最近増えてきましたが、株式会社栗駒フーズは、環境に優しい施設だけでなく、そこでは体にとても良い製品を作っている、というのがとても印象的でした。
菊地セレクト音楽 Horchata／Vampire Weekend
大島さんセレクト音楽 グラデーション／のあのわ
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