地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2010年9月25日放送分 ゲスト :秋田エルピーダメモリ株式会社 大張英樹さん 渡部純さん
環境学習ストリートから、秋田エルピーダメモリ(株)の大張英樹さんと渡部純さんが来てくれました。大張さんは、総務グループのシニアアソシエイツ、渡部さんは品質管理グループ環境担当のシニアエンジニアという役職で仕事をしているそうです。大張さんから、秋田エルピーダメモリ(株)の会社概要をお聞きしました。秋田エルピーダメモリ(株)は、秋田市雄和にある半導体メモリーを作る会社(工場)で、製品として作っているものは、DRAMと呼ばれる半導体メモリーチップは、1円玉より小さく軽く薄いもので、実際に見せてもらいましたがとても小さいものでした。実際には、薄い携帯電話やデジタルカメラに入っているそうです。薄く小さくしていくことが社の命題で、薄くなればなるほど使用電力が抑えられ省エネになり、また少ない原料でたくさんの製品を作ることできるので省資源にもつながると話してくれました。社員が取り組んでいる内部の自主的な取り組みとしては、エコキャプの回収や古電回収リサイクル、A4より小さいサイズの紙(付箋紙など)のリサイクルを行っているそうです。「給料明細は電子データで配信している」という徹底的で衝撃的なお話も伺うことができました。また、社員食堂では、ご飯の盛りを少なくする注文をできるようにし、実際に廃棄が減ったそうです。食べられる適切な量を食べ、残さないという考え方には一同目からうろこでした。
秋田エルピーダメモリ(株)の行っている取り組みは、環境教室を工場周辺の小学校に対して行っていることだそうです。3部構成になっていて、第1回は環境DVD(秋田県地球温暖化防止活動推進センターから借りている)を見せて、地球温暖化の現状を把握し、第2回は国際教養大学の学生ボランティアと一緒に、環境問題を学び考え、自分でできることなどを発表し、最後にPP(ポリプロピレン)バンドを使った手芸工作を行い、石油製品を長く使うことで燃やされて二酸化炭素になる時間を延ばし、ものを大切に使うことも学ぶという一連の流れになっているそうです。
 くるくるCooooooLフェスティバルの他のブースの中で、気になったブースはありましたか?という問いには、戸島小学校こどもエコクラブの存在をあげました。秋田エルピーダメモリ(株)では地元に還元する、ということを強く意識して教育に力を入れて活動を行っているそうです。なぜなら、小学生は7年後に秋田エルピーダメモリに就職する可能性があるからだそうです。環境教育を行っていると、自分のお父さんが秋田エルピーダメモリに勤めている、と話してくれる子どももいるそうです。会社の方向性がエコな会社が、CSRで徹底して地元を中心に環境教育を行う、まさに企業の理想の取り組みだと思った菊地でした。

菊地セレクト音楽    目覚めのメロディー/THE BOOM
大島さんセレクト音楽  カイト/BONNIE PINK

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