地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2010年12月18日放送分 ゲスト:ブリティッシュ・カウンシル 科学・環境部 プロジェクトマネージャー 河合千尋さん
くるくるCooooooLフェスティバルの視察に、東京からブリティッシュ・カウンシルという機関から科学・環境部のプロジェクトマネージャーである河合千尋さんが来てくれました。ブリティッシュ・カウンシルとはいったいどんな組織なのですか、という大島さんの問いに、世界には100カ国以上支部がある英国の公的な文化交流機関です、と説明してくれました。アート、教育などの文化や、科学・環境について交流やネットワークを持っており、河合さんは気候変動に関するプロジェクト「気候チャンピオン」というプログラムを担当しているそうです。チャンピオンという言葉は、日本では1番の人や、試合をして勝つようなイメージがありますが、英語の持つチャンピオンの意味には「伝える人、熱く語る人、影響を与える人」などの意味があり、自分で問題を探し、その問題の解決のために行動を行い、人々のお手本となり、人に影響を与えられる人を指すそうです。またこのプロジェクトは高校生が対象で、世界60カ国で行われ12万人の参加があるんだそうです。この気候チャンピオンというプロジェクトは、気候変動によって未来に影響をうけるだろう現在の若い世代が、気候変動に関心を強く持ち活動することが大切なのだと話してくれました。気候チャンピオンは、青森県、秋田県、宮城県、京都府の各都道府県地球温暖化防止活動推進センターとの協同で行われており、秋田県地球温暖化防止活動推進センターでもブリティッシュ・カウンシルと良い連携を図っています。日本語と英語が両方使われているブリティッシュ・カウンシルにいる河合さんに、なぜ英語を話すようになったのか大島さんが根掘り葉掘り聞き、「英語で話している夢を見るのが夢なんです!」と言っていました(笑)
 秋田の気候チャンピオンの話になり、県内に5プロジェクトあり、秋田市立秋田商業高校で3つ、秋田県立秋田工業高校で1つ、秋田県立矢島高校で1つ今年度は行われていますと説明がありました。全国の皆さんもとてもがんばっており、身近なところから大きなところまで、自分たちのプロジェクトに関してたくさんの発信を行っているそうです。若い世代が頑張っていることは、その上の世代には良い刺激になりますね、と一同感心しました。気候チャンピオンに対して、どんなサポートがあるのか、との質問には、「ブリティッシュ・カウンシルがサポートするのは、運営やリーダーシップ、PRなどのスキルについて、などが中心です。ホームページも見ていただければ幸いです。」と答えてくれました。気候チャンピオンでは、イギリスのミリバンド外相と会う機会が過去にありましたね、という大島さんに、「要人と会う機会や海外のワークキャンプに参加など、世界で活動する連帯感を大切にしています。」と説明してくれました。また、気候チャンピオンの上の世代に気候リーダーというのがあり、大学生や社会人の人が参加しているそうです。気候チャンピオンの中間報告会に気候リーダーからの発表があったりなどの連携も行っているそうです。
 平成23年度も、気候チャンピオン・気候リーダーのプログラムはありますか、という問いには「平成23年度もある予定なのでブリティッシュ・カウンシルのホームページか、秋田県地球温暖化防止活動推進センターのホームページをご覧になって問い合わせください」と話してくれました。
地元秋田で、気候変動問題に取り組む若い世代が毎年増えていけば、秋田の、そして世界の未来は明るいなぁ、と感じた菊地でした。

ブリティッシュ・カウンシル http://www.britishcouncil.org/jp/japan.htm

菊地セレクト音楽    世界地図/TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA
大島さんセレクト音楽  White Knuckle Ride/JAMIROQUAI

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