地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2011年1月22日放送分
(2月29日に再放送しました)
ゲスト:にかほ市地球温暖化対策地域協議会 会長 佐藤作内さん
まちづくりストリートから、にかほ市地球温暖化対策地域協議会の会長である佐藤作内さんがDJブースに遊びに来てくれました。どんな団体で、どんな取り組みをしていますかと大島さんが聞くと、「農・漁業の協同組合、自治会、商工業に関わる企業、市民団体、行政など39団体で構成されている地球温暖化対策を行う地域の協議会です。設立した2009年には、にかほ市全戸(約1万戸)に環境家計簿を配布しました。今年度は、小中学校対象にリサイクル促進ポスターコンクールを行いました。」と答えてくれました。全戸配布という力の入れようにはとても驚きました。実際に最優秀賞になったポスターを見せてもらったのですが、とてもかわいい絵なのにテーマがリサイクル等についてしっかり描かれていて、さらに驚きました。佐藤さんは「私たちがコンクールを開催してみて驚いたことは、地元の子どもたちがこんな風にきちんと考えている、ということでした。私たち大人も子どもに負けないようにしたいです。」と話してくれました。今後どのような活動を展開する予定ですか、と大島さんが聞くと「モデル地区を募って、その地区で環境家計簿をつけてもらい、1年間でどれくらいエネルギー使用を減らせたか計算してその結果を他の地区にも見てもらうようなことを考えています。」と答えてくれました。
 39もの地元の団体が地球温暖化対策という名のもとになぜこのように集結でしたのですか、という大島さんの問いに「鳥海山の自然の恵みがある地域だからだと思います。岩ガキや海産物が獲れるのは鳥海山からの伏流水のお陰ですし、田畑への水もやはり鳥海山からです。」と答えてくれました。自然の恵みが豊かな地区は、環境や地球温暖化に対しての意識も高くなるんでしょうね、と大島さんと私は納得しました。個人的に興味があることを教えてください、という大島さんの問いに「私の職業は電器屋なので、今はやっているエコ家電やLEDなど電気をあまり使わないエコな商品を買うための政府の助成金などの動きがあります。そのため、それらの電気製品の製造がとても増えているので、製造工程でかなり二酸化炭素を排出しているのではないか、と考えています。」と答えてくれました。菊地は、製造工程、使用期間、廃棄に関わる行程の3つで排出されるトータルの二酸化炭素でこれからは見ていかなければいけない世の中になると思っていますので、着目点が素晴らしい、と思いました。さらに佐藤さんは「能代の火力発電所で間伐材などを燃料にするバイオマス発電が、木材産業などの地域の活性化にもつながるので良いと注目しています。」と話してくれました。
くるくるCooooooLフェスティバルの他のブースの中で、気になったブースはありましたか?という問いには、他の団体よりも自分たちの団体「にかほ市地球温暖化対策地域協議会」が気になります、と答えてくれました。今まで自分の団体が気になるというコメントをいただいたことはありませんでしたが、39もの団体を内に抱える団体としては、他の団体との連携よりまず自らの団体に属している団体間の連携、と考える佐藤会長の言葉にとても感心し納得しました。
最後に佐藤会長は、「協議会としてこれからも、二酸化炭素の増加が地球環境に与える影響を考える機会をどんどん作っていきたいので、たくさんの人に参加してもらいたいです。」と話してくれました。そのような機会を提供し続ける地域、というのは秋田県においてとても重要な存在だなぁと思った菊地でした。

菊地セレクト音楽    Come and Get it / Badfinger
大島さんセレクト音楽  君とつくる未来 / ケツメイシ

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