39もの地元の団体が地球温暖化対策という名のもとになぜこのように集結でしたのですか、という大島さんの問いに「鳥海山の自然の恵みがある地域だからだと思います。岩ガキや海産物が獲れるのは鳥海山からの伏流水のお陰ですし、田畑への水もやはり鳥海山からです。」と答えてくれました。自然の恵みが豊かな地区は、環境や地球温暖化に対しての意識も高くなるんでしょうね、と大島さんと私は納得しました。個人的に興味があることを教えてください、という大島さんの問いに「私の職業は電器屋なので、今はやっているエコ家電やLEDなど電気をあまり使わないエコな商品を買うための政府の助成金などの動きがあります。そのため、それらの電気製品の製造がとても増えているので、製造工程でかなり二酸化炭素を排出しているのではないか、と考えています。」と答えてくれました。菊地は、製造工程、使用期間、廃棄に関わる行程の3つで排出されるトータルの二酸化炭素でこれからは見ていかなければいけない世の中になると思っていますので、着目点が素晴らしい、と思いました。さらに佐藤さんは「能代の火力発電所で間伐材などを燃料にするバイオマス発電が、木材産業などの地域の活性化にもつながるので良いと注目しています。」と話してくれました。 くるくるCooooooLフェスティバルの他のブースの中で、気になったブースはありましたか?という問いには、他の団体よりも自分たちの団体「にかほ市地球温暖化対策地域協議会」が気になります、と答えてくれました。今まで自分の団体が気になるというコメントをいただいたことはありませんでしたが、39もの団体を内に抱える団体としては、他の団体との連携よりまず自らの団体に属している団体間の連携、と考える佐藤会長の言葉にとても感心し納得しました。 最後に佐藤会長は、「協議会としてこれからも、二酸化炭素の増加が地球環境に与える影響を考える機会をどんどん作っていきたいので、たくさんの人に参加してもらいたいです。」と話してくれました。そのような機会を提供し続ける地域、というのは秋田県においてとても重要な存在だなぁと思った菊地でした。 菊地セレクト音楽 Come and Get it / Badfinger |
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