秋田県地球温暖化防止活動推進センター NPO法人環境あきた県民フォーラム
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「地球温暖化防止を考える」シンポジウム&文化講演会がにかほ市で開催されました。

2009/11/14

  平成21年11月14日(土)、仁賀保勤労青少年ホームで「地球温暖化防止を考える」シンポジウム&文化講演会が開催されました。にかほ市では、今年の7月に地球温暖化対策地域協議会を設立し、「地球温暖化防止都市」宣言をしています。この機会に地域住民にもっと環境問題を身近に感じて、一人一人に地球温暖化防止を考えてもらおうと、この会が開催されました。

 前半のシンポジウムには、気象予報士で「NHKニュース7」の気象情報を担当されている半井小絵さん、地元企業代表・TDK株式会社 前主幹 中村喜一さん、地元活動団体代表・「鳥海山にブナを植える会」会長 須田和夫さん、行政関係団体代表・「地球温暖化対策地域協議会」副会長 畠山準子さんの4名とコーディネーターとして秋田県立大学 経営システム工学科 准教授 金澤伸浩さんにより、環境問題について意見が交わされました。
 意見交換の前に半井さんから、温暖化の影響とみられる気象の変化について、短時間強雨・台風の勢力の強まりなどのお話がありました。また気温が上昇することにより、海からの水蒸気が増え、台風シーズンが長くなるなどの関連があることも伝えられました。
 
  その後、代表者から会の温暖化防止の取り組みが紹介され、企業代表の中村さんは、「企業は技術革新することで、より環境に配慮した製品を作り出していく努力をするので、地域のみなさんはそれを支えてほしい」と住民と地元に密着した企業との関係を目指していることを訴えました。
そして意見交換では、「温暖化は本当に起きているのか?」「低酸素社会実現の意味」「温暖化対策のためなら、生活水準が落ちたり、余計な出費があってもよいか?」などの話合いがされました。そのなかで「何億年もかけてできた石油を、この数百年で使ってしまっている。石油を使わなくても、豊かな生活が送れる社会にしよう」との発言もありました。そして最後にコーディネーターの金澤さんの提案で、会場みんなで『一本締め』をしてシンポジウムは終了し、会場は何ともいえない一体感に包まれました。

 続いては、明治大学理工学教授/工学博士の北野大さんの講演でした。タレントのビートたけしさんの実兄としても有名ですが、環境省・中央環境審議会委員なども務められています。この日は「北野大のやさしい環境講座」というテーマで資源の枯渇・気候変動(温暖化)などについてお話されました。北野さんは、「一方通行ではなく双方向の講演にしたい」と会場に質問を投げかけ答えてくれた人には、直筆の色紙やご自身の本などをプレゼントしてくださいました。そして、「現代はエネルギーを使い、時間を短縮している。今日私は飛行機で来たが、もし江戸時代なら今から一カ月ぐらい前に自宅を出発しなくてはならなかった」などユーモアを交えながらのお話でした。「20世紀は人口が爆発的に増えた。地球上の石油・石炭などの確認可採埋蔵量も限りがある。これからは、ものの豊かさではなく、心の豊かさを重視する生き方が、人の幸福感につながる」と来場者に伝えていました。

 この日は悪天候にもかかわらず会場は満員で、にかほ市内だけではなく、由利本荘市・秋田市などからもたくさんいらしていました。後半の講演では、終始笑いが起き楽しく環境について学ぶことができました。北野さんの人柄のおかげでしょうか、今後深刻な状況になるかもしれない地球の未来の事も、前向きに考えられた気がします。にかほ市は「地球温暖化防止都市」宣言をした環境に対して意識が高い地域です。また県内でも有数のハイテク産業があり、なおかつ、鳥海山や獅子ヶ鼻湿原など自然に恵まれた地域でもあります。今後この恵まれた地域から環境に配慮した製品・技術が広くひろがっていき、鳥海山の豊かな自然がいつまでも残っていくことを期待しています。


  秋田県地球温暖化防止活動推進センター
由利本荘デスク 宮崎真紀


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