『グローバル・ウインドデイ』in秋田 開催
2010/06/27
6月15日は“世界風車の日”『グローバル・ウインドデイ』でした。ヨーロッパを始め世界各20ヶ国以上の国々で、「グローバル・ウィンドデイ(Global Wind Day)」が開催されましたが、その目的は、風力エネルギーとその役割の重要性について、風力発電技術の説明・展示、温暖化対策への貢献、雇用創出や経済効果について、普及啓発する事です。秋田からも「市民風車の会あきた」が中心となりその活動にエントリーし、6月27日に風車見学会が行われました。
秋田県地球温暖化防止活動推進員さんを始め、参加者が秋田マリーナにある「風こまち」に参集し、風車のパワー「風こまち(1,500kW:ドイツRePower社製)」について様々な事を学びました。
「風こまち」の構造は、ナセルと言われるBOXの発電機までの高さがおよそ65m、羽根は38.5m、ブレードが回転すると約100mの高さになり、発電目標は、300万〜360万kWで年間約1,000世帯分の電力量です。この日は、3〜5メートルの風速で風車の外に掲示されている電光掲示板が風車を回転させるための力を「プラス」「マイナス」の間でプラプラ・・・マイナス発電(電気を買っている状態)に関しては、3m/sの風がポイントとなり3m/s前後ではマイナス、逆に台風時など風速25m/s以上になると強すぎて、ブレードに風を受けないように制御され風車を「自動停止(羽根を畳む状況)」します。ずっと10〜11m/sの理想風況だといいのですが…この電光掲示板は市民風車・風こまちの足元に設置されており、いつでも風速と出力が観察できます。
「風こまち」は建設費用が約4億円、そのうち半分をNEDOからの補助金でまかない、もう半分は全国の方々からの出資により建てられました。秋田の風況は風車の発電に向いているため、約7〜10年後には黒字経営で(風車の耐用年数は20年)出資者の皆様にも還元できる見込みです。なお、現在「風こまちと」同じ1500kW級の風車を建設しようとすると、 風車価格の上昇などにより5億円くらいかかります。
見学会の最中は皆自由に発言をしましたが、中でも子ども達の質問には『グローバル・ウインドデイ』の主催者がタジタジでした。
(1)このまま温暖化が進んだら「秋田の風は大丈夫?」(2)「風力発電」は必要なものなの?
・・・回答:(1)温暖化の先行きはわからないけれど、この風がずっとふいてくれるよう、温暖化を止めましょう。(2)風力発電は無くても困らないかもしれないけれど、秋田の風の発電可能性は大きく、化石燃料に限りがあり、地球温暖化に危機感を持っている私達ができることは何かと考えて行動しています。
…等々、今後の活動についての課題や、その解決にむけた目標が見えてくるものでした。
「市民風車の会あきた」の原田さんは「風車は建てたら終わりではなく、メンテナンスが大変ですが、できることから始めることがとても大切」と日々の苦労を語りながら、参加者へ一生懸命に想いを伝えていました。
イベントの参加者は日本風力発電協会からの協賛を得て、「帽子・Tシャツ・ヨーロッパ製のヨーヨー・LEDライト・風車」のグッツをいただき大喜び(^^)/
来年の『グローバル・ウインドデイ』は、今年よりも少し大きなイベントになる予定です。エネルギーの地産地消を目指し、風車について、見て、学び、未来について考えてみませんか?
福岡真理子@ACCCA秋田デスク
写真1 主催:市民風車の会あきた 原田さんと
日本風力発電協会の安さん
写真2 電光掲示板にてリアルタイムな発電状況の説明
写真3 「風こまち」の下から・・・
写真4 タワー(支柱)の中へ
写真5 参加者の充実した笑顔