平成22年5月27日(木)、28日(金)、大仙市立藤木小学校、角間川小学校で「中学生出前環境プレゼン」が実施されました。これは、大仙市立大曲南中学校生徒会役員が各小学校に出向いて、小学校高学年を対象にエネルギーの大切さについての出前授業を行うものです。中学生がこれまで学んできたことを小学生に伝えることで、中学生の表現力向上、小学生の環境学習への動機付けを図ることを目的としています。
はじめに、各小学校で3学年全体へのプレゼンテーションが行われました【写真1】【写真2】。大曲南中学校の澁江孟君と杉山恭平君は、「私たちがエネルギーを使いすぎることで、地球の気温はどんどん上昇する。家庭で使うエネルギーは電気・ガス・灯油でほぼ100%を占め、特に電気を一番多く使っている(参照:エネルギー白書2010)。このままでは100年までに地球の気温が4℃上昇するが、エネルギーを使わない生活はできない。」と、スライドを使いながら説明し、今回の出前授業を通じて省エネについてみんなで考えようと呼びかけました【写真3】。
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| 写真1 藤木小学校でのプレゼンの様子 |
写真2 角間川小学校でのプレゼンの様子 |
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一方、小学校の児童たちは、地球シミュレータによる地球の気温上昇のシミュレーション映像を見ると【写真4】、「わぁ、ヤバい」と口々に叫び、温暖化への危機感を募らせている様子でした【写真5】。
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写真4 地球シミュレータの映像
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写真5 話を聞き入る角間川小学校児童たちの様子 |
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続いて、当センターで貸出をしている活動ツール「エネルギーのかばん」を使ったワークショップが、学年ごとに分かれて行われました【写真6】【写真7】。まず、児童たちは3種類の重さの異なるかばん(アメリカ21kg、日本11kg、中国4kg)を持ち比べ【写真8】、国民1人が1日で使っているエネルギーの量を石油の重さで体感しました【写真9】【写真10】。次に、「コンビニ1軒あたりの電気使用量はどれくらいか?(答え:家44軒分)」などのクイズや【写真11】、「1日を通していつどこでエネルギーが使われているのか?」についてイラストカードを並べる作業で【写真12】、児童たちは、私たちの身近なあらゆるところで多くのエネルギーが使われていることを学習しました。
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写真6 藤木小学校でのワークショップの様子
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写真7 角間川小学校でのワークショップの様子 |
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写真8 各国のエネルギー消費量を表した3種類のかばん
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写真9 かばんを持ち比べる藤木小学校児童たちの様子 |
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写真10 かばんを持ち比べる角間川小学校児童たちの様子
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写真11 クイズの様子 |
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児童たちは、「え〜こんなにエネルギー使ってないよ」と疑問の声を挙げていましたが、中学生が身振り手振りを交えながら、等身大の話し言葉で語りかけるように授業を行うと【写真13】、それぞれが「今日から節電やエコバッグ持参などを始めたい」と決意を口にし、省エネの必要性を実感した様子でした【写真14】。
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写真13 身振り手振りを交えて授業をする杉山君
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写真14 感想を発表する藤木小学校児童たち |
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今回の出前授業を実施してみて、大曲南中学校の環境教育担当の島田智教諭は、「小学生は日常の生活の中で地球温暖化を意識し、『このままでは大変なことになる』と、危機感を持っているということを感じた。小・中学校が連携して環境学習をすることで、家庭や地域に環境意識や行動が広がっていくであろうことを実感した。」と、小中連携の学習スタイルに対する手応えを語っていました。
一方、中学生たちは、「小学生たちも自分たちが行っている活動と同じこと(参照:エコクッキング記事・学校祭記事・中学生サミット記事)をして、温暖化に対する意識を高めてほしい。」と、小学生の今後の活動に期待していました。
今回、私は、「今度は自分たち(小学生)が中学校に行って、中学生に温暖化について授業をしてみたい。」と、ある児童が話していたことが非常に印象に残りました。これがもし実現可能であるならば、小・中学校の連携した環境学習がさらに深みを増し、温暖化対策として先進的な興味深い取り組みになるのではないかと思いました。
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秋田県地球温暖化防止活動推進センター
県南デスク 栗林弘昌 |
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