秋田県地球温暖化防止活動推進センター NPO法人環境あきた県民フォーラム
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横手市あさくら館で学習会「身近なエコについて考えよう!」が開催されました。

2011/9/11

平成23年9月11日(日)、横手市あさくら館で学習会「身近なエコについて考えよう!」が開催されました。この学習会は、東日本大震災により節電意識が高まっているこの機会に、エネルギー問題としての側面から地球温暖化について考えてもらうことを目的として、「横手おやこ劇場(※)」が主催しました。
秋田県立増田高等学校(以下、増田高校)の小笠原宏先生、同校3年の菊地優汰君、齋藤詩織さん、橋夢子さん、秋田県地球温暖化防止活動推進員(以下、推進員)の照井昌子さん、秋田県地球温暖化防止活動推進センター県南デスク(以下、県南デスク)の栗林が講師を務め、小学生以下の子どもとその保護者の計32名(子ども14名、保護者18名)が「身近なエコ」をテーマに体験学習を行いました。

※横手おやこ劇場は、子どもたちが健康で豊かに成長することを願い、地域に根ざしたより良い子どもの文化の充実を目指した環境創りをしている非営利の市民文化団体です。
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初めに、学習会の導入として、講師全員でデジタル紙芝居「地球大改造!!劇的ビフォーアフター」を上演しました。

紙芝居上演の様子
紙芝居を観る参加者たち
紙芝居上演の様子
紙芝居を観る参加者たち

これは、県内3カ所にある当センター地域デスク(県北・由利本荘・県南)が企画・制作した、小学生以下を対象とした環境教育への導入教材であり、地球温暖化問題をテーマにした冒険活劇となっています(参照:「大曲南中学校環境教育出前プレゼンテーション」記事)。講師たちは、物語を通じて「エネルギーの無駄遣い」が地球環境に悪影響を与えていることを伝え、家庭における省エネの必要性を呼びかけました。

次に、県南デスクの栗林が、身近な温暖化対策の一例として「地産地消」を挙げ、地元で生産した農作物を地元で消費することで、輸送に伴う化石燃料からの二酸化炭素の排出量を抑制することができると説明しました。

地産地消紹介の様子
地産地消紹介の様子

そして、秋田県立大曲農業高等学校では、「農業高校を拠点とした北東北温暖化防止地域ネットワークの形成」事業の一環として、生徒たちが地元の農業団体を取材するなど、地産地消の温暖化防止効果について研究していることを紹介しました(参照:大曲農業高校「模範プロジェクト発表会」記事)。その後、参加者たちは、節電やリサイクルなど自分たちが日常生活でできることを「ネイガ―との約束シート」に記入することで、身近な温暖化対策について考えました。

「ネイガ―との約束シート」記入の様子
「ネイガ―との約束シート」記入の様子

それから、増田高校の小笠原先生と生徒たちによるワークショップ「折れたリンゴの枝を使った工芸品制作」が行われました。

小笠原先生の説明の様子
小笠原先生と折れたリンゴの木
小笠原先生の説明の様子
小笠原先生と折れたリンゴの木

果樹栽培の盛んな増田地域では、今年の記録的な豪雪によりリンゴの木が大きな被害を受けたため、折れたリンゴの枝は、一部は薪として利用されるものの、その多くは廃棄されることになります。そこで、同校では、折れたリンゴの枝を工芸材料として有効活用した工芸品「木のケーキ」を考案しました。

「木のケーキ」
「木のケーキ」

小笠原先生の説明後、参加者たちは、生徒たちの指導のもと、以下の(3)〜(5)の工程を体験しました。

高校生の指導の様子(1)
高校生の指導の様子(2)
高校生の指導の様子(1)
高校生の指導の様子(2)

<「木のケーキ」制作手順>
(1)ノコギリでリンゴの木の枝を切り分け、ケーキのような三角柱の形に切る
(2)きりで木に穴を空け、電動やすりで木の表面の凹凸を無くし、形を整える
(3)3種類のサンドペーパーで、木の表面の目立つ傷を消しながら磨く

形が整えられたリンゴの木の枝
3種類のサンドペーパー
形が整えられたリンゴの木の枝
3種類のサンドペーパー
目が粗い順に磨く
サンドペーパーで磨いている様子
目が粗い順に磨く
サンドペーパーで磨いている様子


(4)蜜蝋ワックスを布にとり、木にすり込むように磨いて光沢を出す

蜜蝋ワックス
布
蜜蝋ワックス
すり込むように磨く
蜜蝋ワックスで磨いている様子
すり込むように磨く
蜜蝋ワックスで磨いている様子


(5)木に空けている穴に革ひもを通して完成

革ひも
「木のケーキ」完成!
革ひも
「木のケーキ」完成!

最後に、推進員の照井さんによるワークショップ「新聞紙を使ったエコバッグ制作」が行われました。

照井さんの説明の様子
照井さんの説明の様子

このエコバッグは、ハサミは使わずに、新聞紙を折り紙のように折って、ノリで接着するだけで誰でも手軽に作ることができます。古新聞を再利用してエコバッグを制作することで、「もったいない」という意識を喚起し、さらにはレジ袋削減にもつながる取り組みとなります。参加者たちは、照井さんの指導のもと、新聞紙エコバッグの制作を体験しました。

実演をする照井さん
「新聞紙エコバッグ」制作の様子
実演をする照井さん
「新聞紙エコバッグ」制作の様子
「新聞紙エコバッグ」完成
「新聞紙エコバッグ」完成

学習会終了後、参加した子どもたちからは「ワークショップが楽しかった。また作りたい」との声が聞かれました。一方、保護者たちは「地球温暖化や地産地消について楽しく理解することができた」などと感想を話していました。また、笑顔をこぼしながら紙芝居を観たりワークショップに取り組んだりする参加者の姿からも、楽しみながら温暖化について考えてもらうきっかけとなったことがうかがえました。
今回は、地域で精力的に活動している推進員の照井さん(参照:「ダンボール堆肥づくり講習会」記事)から相談を受けたことがきっかけとなり、私が学習会の企画をさせてもらうことができました。今後もこのような機会があれば積極的に学校や行政などに働きかけを行い、コーディネーター役を担う県南デスクとして地域に根差したエコ活動を積極的に支援していきたいと思います。

  秋田県地球温暖化防止活動推進センター
県南デスク 栗林弘昌


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