秋田県地球温暖化防止活動推進センター NPO法人環境あきた県民フォーラム
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「手代地内不法投棄廃棄物撤去作業」が行われました。

2011/7/26

平成23年7月26日(火)に大館市芦田子の手代地内で、大館地域不法投棄廃棄物撤去事業として「手代地内不法投棄廃棄物撤去作業」が行われました。これは、不法投棄の未然防止を促進し、緑豊かな秋田県を将来に継承することを目的として、秋田県と大館市、それに社団法人産業廃棄物協会県北支部で組織する、北秋田地域不法投棄一掃地域協議会(会長:長谷部勝北秋田地域振興局長)が、住民ボランティアの協力を受けて年2回行っているものです。

今年度1回目の作業場所に選ばれた大館市芦田子の手代貯水池周辺は、普段はヘラブナ釣りなどで市民に親しまれている場所です。しかし近くに住宅などもなく人目につきにくいこともあり、雑草が生い茂った池周辺の雑木林のあちこちに廃棄物の不法投棄が目立つようになっています。
参加者には軍手とタオルなどが配布されました。

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作業の実施に先立って開会式が行われ、北秋田地域振興局 大館福祉環境部環境指導課の桜庭久人課長から「地上波デジタル化に伴いテレビの不法投棄などが増加している。誰が捨てたのかは分からないゴミだが、それを放置されたままにしておかず活かして生きるという気持ちで前向きに取り組んでもらいたい」という挨拶がありました。

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3ヶ所の大規模不法投棄の現場には雑草が生い茂り、70本あまりの古タイヤ類や数台のテレビとバッテリーの他、大量のトタンが埋められていました。
乗用車2台など大型のゴミもあり、参加者からは「草木や土で少ししか見えなかったが、想像していたよりずっと多い」という驚きの声が聞かれました。

それでも今回は、各作業場所が近接していたため共同で作業できたことと、48名と十分な参加人数が得られたこともあり、スムースに作業が進みました。

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参加者が3ヶ所に分かれ汗を流して集積した廃棄物の総量は、2,770kgにも及び、用意した小型クレーン付きトラック1台と大型トラック2台いっぱいに積み込まれ、分別作業を行う処分場へと搬送されました。また作業終了後は再発を防ぐために、現地に不法投棄防止を呼びかける看板を設置しました。
県大館福祉環境部では「新規の投棄場所は減りつつあったが、今後増加しないかと心配している。粘り強い監視を続けていきたい」と警戒を強めていました。

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今年はアナログ放送終了に加えて、エコポイント制度を利用したテレビの買い換えが進んだことからテレビの大量処分が進んでいます。しかし家電リサイクル法で義務付けられたリサイクル料金の支払いなども、消費者にとっては大きな負担に感じられ、結果として不法投棄の増加を後押ししているように思います。普及家電が、購入時にリサイクル料金を払い終えた商品のみになるまでは、この流れを変えることは難しいのかもしれません。(※1)

大館市ではまだ導入されていませんが、県内でも7割の市町村で行われているゴミの有料化がゴミの削減に有効といわれているようです。しかし、ゴミの発生自体が単純に減るわけではないので、有料ではない他町村への搬出や不法投棄につながらないようなアフターフォローの検討も併せて必要ではないかと思います。
人が生活を営むということは、すなわちゴミを排出してしまうことになるわけですが、簡易でかさばりにくい梱包や分解再生しやすい製品を奨励したりするなど、ゴミに変わるものの発生から廃棄までの一連の流れを見据えた行政の対応を期待したいところです。

ゴミだと思えるから廃棄するわけで、資源だと思えば不法投棄への抵抗意識も徐々に高まるでしょう。
有料化などで得られる税収が、より手軽なリサイクルやリユースにつなげられるシステムの構築に活かされていくことを願ってやみません。

※1 家電リサイクル法に沿って、購入時にリサイクル料金を払い終えている製品については正規処分時のリサイクル料金が発生しないため

  秋田県地球温暖化防止活動推進センター
県北デスク 五十嵐洋


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