| 平成23年9月21日(水)〜10月12日(水)までの日程で、リサイクルや環境問題を題材に小学生が作った作品を展示する「鹿角市環境展」が鹿角市民センターで開催されました。
作品の条件としては、
・ごみの減量化やリサイクルなど「環境」について考えてつくる
・家庭で不要になったものを再利用した工作
・「わたしができるエコ活動」をテーマにした絵画やポスター
・川柳
となっています。
発明工夫展というのはあちこちの自治体でも行われていますが、そこに「環境」という限定したテーマを設けると、子どもたちが自由に発想しにくくなるのではないかと思いきや、そんな心配を吹き飛ばすような楽しい作品が出迎えてくれました。
たくさんの作品の中から、受賞とは関係なく気になった作品とコメントをいくつか紹介したいと思います。
●鹿角市立花輪小学校6年の岩舘香音さん。いらなくなった傘を使った「ソーラークッカー」
「色々な人が節約してむだな電気を使わず早く(震災から)復旧してほしいと思いました。カサのサイズに合わせてアルミを折ったり切ったりしたところを工夫しました」
●鹿角市立草木小学校5年の大森拓朗くん「海を照らすソーラーエコライト」
「地震で突然電気が消えてこわかったことをきっかけに・・(中略)・・日中に太陽に当てておくと充電します。暗くなると自然に明るい光がつきます」
●鹿角市立花輪小学校4年の山谷巴誉さん「ストローハンド」
腰の悪いおじいさんが、床のふきんなどの小物を立ったまま取れるように、レバーを引くと軽いストローの7本の指が伸縮する仕掛けになっています。
デザイン的にはこの作品が一番印象に残りました。
●鹿角市立花輪小学校3年の岩舘実音さん。「ストーンサークル時計」
「いらなくなった時計に新聞紙でねんどを作って、ストーンサークルみたいにしたら時計が大へんしんしました」
展示されたたくさんの作品の中には、もしかしたら自分で思いついたのではなく、なにか本やインターネットで仕入れたアイディアを元に作られたものもあったのかもしれません。それでも作ってみようと思ったことと、自分の手で実際に作ってみた行為にはとても意義があると思います。
また、家庭でいらなくなった物を再利用しているので、そこに自然に自分なりの工夫が加わり味わいのある作品に仕上がっているものも数多く見られました。
鹿角市には、市民と共に動くという意味合いを込めて名付けられた、市民共動課という部署があり、エコライフ実践講座や鹿角市エコフェアなど、市民参加型の環境に対する意識向上を目指した企画を実現させています。
この環境展も同課の担当企画ですが、学校の授業ということではなく、小学生の夏休みの工作を展示するもので、平成11年には142作品だったものが、児童が減ったにもかかわらず、今年は397作品の応募があったそうです。
ブース展示の最後のコーナーには、川柳が掲示されていました。そこまで来て初めて、今回の環境展が児童も紛れもない市民のひとりであると位置づけ、環境について考えて行動ができる「将来の市民」を育成するための企画であったのだなと気づかされました。
気づかせてくれた、花輪小学校6年 勝山かんなさんの川柳を2首紹介して締めくくりたいと思います。
「この地球 五十年後も大丈夫?」
「温だん化 とめられるのは 私たち」
(※児童のコメントや川柳に用いられた文字は原文のまま)
| |
秋田県地球温暖化防止活動推進センター
県北デスク 五十嵐洋 |
|