2009年7月11日(土)に、秋田県地球温暖化防止活動推進センター(以下、当センター)が共催した「あきた・アフリカフェスティバル2009」の環境を考えるワークショップにおいて、平成21年度の第1回OJT研修として「リメイクキャンドル作り」を行いました。
OJTとは、On the Job Trainingの略称であり、OJT研修とは秋田県知事から委嘱された秋田県地球温暖化防止活動推進員(以下、推進員)の方々が、各地域で温暖化防止活動をスムーズに行えるようなツールを実践の中で学んでもらうことを目的とした事業です。当センターでは昨年度もリメイクキャンドルをOJT研修として取り入れましたが、今まで以上に親しみを持ってもらうため昨年度に引き続いて行いました。
当日は、初めてリメイクキャンドル作りを行う推進員もいたことから、最初に当センター職員から一連の流れを説明しました。また、今回のイベントではワークショップに与えられた時間が短かったため、事前にロウソクを溶かしたものにクレヨンで色付した状態で開始しました(写真1、2)。
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写真1 事前準備
(廃ロウソクを湯せんで溶かす)
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写真2 事前準備
(溶かしたロウソクに色付け)
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ワークショップのスペースにビニールシートを敷き(写真3)、「リメイクキャンドル作り」がスタート。開始とともに親子連れやカップルを中心に多くの人が訪れてくれました(写真4)。また、推進員の方々も時間が経つにつれてリラックスしてきた様子で、「リメイクキャンドル作り」はお寺で使用された廃ロウソクから再びロウソクを作成する「リサイクル」の一環であると説明すると、参加者は納得している様子でした(写真5、6)。なお、今回使用したロウソクは秋田県曹洞宗青年会様からの提供されたものです。写真7は、リメイク中のロウソク。
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写真3 ワークショップ会場内での準備
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写真4 ワークショップの様子(参加者が非常に多かった)
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写真5 リメイクキャンドル作りの趣旨や作り方を説明する推進員の様子(1) |
写真6 リメイクキャンドル作りの趣旨や作り方を説明する推進員の様子(2) |
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写真7 リメイク中のキャンドル(ろう芯を立てて冷却中) |
ワークショップでリメイクしたロウソクは、同フェスティバルの「キャンドルナイト2009 夏至」の点灯式にてお披露目され、点灯の合図は推進員が担当し(写真8)、幻想的な空間を演出していました。また、1Fのブース会場においても当センターのブースを設け(写真9)、過去のイベントで作成したリメイクキャンドルやエコドライブステッカーのデザインが好評で、多くの来場者の関心を集めていました。
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写真8 推進員が点灯の合図を行った
キャンドルナイト点灯式
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写真9 あきた・アフリカフェスティバ2009での
当センターのブース
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リサイクルの大切さや楽しく行えるリサイクルを、今回のフェスティバルに来場された多くの人たちに理解してもらえたと思います。また、リメイクキャンドルのための道具一式を使用したいとの要望が、研修終了後に参加した推進員から出されるなど、推進員の各地域における活動ツールとして理解されてきているようです。今後の活動に大きな期待が持たれる研修となりました。
先ほど記したように、リメイクキャンドル研修はリサイクルの大切さや楽しく行える環境配慮の取り組みを理解しもらうものとしては、十分な成果を挙げつつあると思われます。ただし、ロウソクのリメイクにはさらなるエネルギーを必要とすること、これは多くのリサイクル製品を通じた課題であることは無視できない側面であると思われます。
すなわち、リメイクキャンドル研修によって、「ライフサイクル思考」という考えの重要性と普及を訴える研修にもなりえる可能性を感じました。「ライフサイクル思考」とは、一義的に明確には定義されてはいませんが「製品や技術の利用に伴う直接的な環境負荷だけでなく、それらのライフサイクルに沿って間接的な環境負荷をも追跡し、システム全体の環境負荷を考えること」と言われており、言い換えれば「製品や技術の原料の採掘、製造、輸送、利用、廃棄に至るまで、ゆりかごから墓場までトータルの環境負荷を考えること」となるでしょうか。
リメイクキャンドル研修の新たな試みとして、廃ロウソクをリメイクするのにかかるエネルギー量を計測し、新製品としてのロウソクと比較するなどすることで、「ライフサイクル思考」を肌で感じることができればより発展的なワークショップとなるのではないかと感じました。
(この記事は、東海林が担当しました) |