秋田県地球温暖化防止活動推進員の平成18年度第1回研修会を上記テーマで行いました。
5月26日(金)秋田市 遊学舎研修室で午前座学、午後は参加型学習プログラムを体験しました。
午前10時から2時間「推進員のための地球温暖化基礎講座」講師は全国地球温暖化防止活動推進センターの前事務局長 中村 裕さんの豊富な知識に基づいた講座を受けました。
地球温暖化を完全に止めることは不可能だが、CO2排出量を現在の半分程度に抑えないと、その影響は計り知れないものがあるということです。
生活様式を考え直すことも大事だが、リデュース、グリーン購入等、「買うとき」の判断が重要であるという中村さんの結論でした。
「あきたこまち」の優れた「うまみ」も、気温上昇のため損なわれるのは必至で、品種改良の必要があるであろうということ、また、花粉症で嫌われ者になっている秋田杉が実はヒノキやブナに比べて成長期のCO2吸収量が格段に多いことなど、身近な点でもいろいろ勉強になりました。
ここ、遊学舎は田んぼの多い地区にあり、回りで食事に出かけるところも少ないため、研修室で推進員の皆さんたちと昼食を一緒にとりました。それぞれの地域活動のお話や、午前の講義内容についてなど、あちこちで話が弾み、有意義な時間になったようです。
午後は、秋田県庁総務課からの依頼で、宿を借りるという「ヤドカリ出前講座」があり、21年から始まる「裁判員制度」について秋田地方裁判所の若松光晴裁判官が、一般県民が審判に関わる制度について理解を求めました。
午後の部、最後の研修は「ストップおんだん館」インタープリターの小山厚子さんから、参加型学習プログラム「持てるかな? エネルギーのかばん」の体験とその活用方法について教えていただきました。
人が一日で使用するエネルギーを石油換算すると、日本人は11kg、アメリカ人は22kg、中国人は2kgという重さになり、その重さを詰め込んだカバンを持つことで実感するという体験です。自販機1台やコンビニ一軒の消費電力量が一般家庭の何軒分に当たるかというクイズでは、想像以上の消費量に驚き、話題沸騰でした。
ちなみに、自販機1台は家1軒、コンビニ一軒は家51軒分の電力を消費しているというデータがあります。
一方的に聞くだけではなく、参加することにより会話が生まれ、双方向の学びの時間が生まれるという体験型学習プログラムが、行動につながる可能性が高く、地球温暖化問題の解決に効果が期待できるという話に一同納得しました。
【伝えるときに大事にしたい3カ条】
その1 やりとりを大切に
その2 伝える相手のことを考える
その3 言葉に頼らない
インタープリターとは「参加型の学びの場をコーディネーターする人」のことで、小山さんの学びの場では、とても楽しい時間を共有することができ、参加した推進員が持ち帰ることがたくさんありました。