環境カウンセラー 内田純子
人間の活動が地球を悪化させていることが、日々わかってきました。積雪と氷が広範囲に減少し、20世紀100年間で10〜20センチの海面の上昇等、世界的に温暖化、それに伴う異常気象や自然災害が起きています。今後、温室効果ガスを安定させるためには、世界の炭素排出量を約70〜80%削減しなければならないと言われています。
一方、世界最大の炭素排出国アメリカは1997年の京都議定書で温室効果ガス排出量を1990年から2008年〜12年までに7%削減することを求められたにもかかわらず、2000年までに18.1%、量にして約2億3,500万トン増加させました。なんと1人当たりの排出量は、年間約5トンになります。そして、アメリカは経済の発展が最優先と途中で離脱しました。
では日本はというと、世界第4位です。京都議定書では6%の削減を目指しましたが、1998年は逆に5%増え、2005年現在もなお増え続け、最終目標数値が14%になっています。早急にCO2の削減をと、頭で理解していても行動が伴っていないのが現状です。実際、家庭からの排出量が20%に対し、事業所からは80%と言われており、私一人が努力してもという思いがあります。しかし、身の回りの物や便利な道具等を作る際にCO2が排出されています。
また、視野を広げると、全世界62億人中18億もの人が電気を使わない生活をしているそうです。今、私たちに必要なことは欲望を抑え、地球全体のことを見極め、1つでもできることを実践することだと思います。早寝早起き、マイバック持参、使い捨て商品は買わない、自動販売機での購入を控える、車に頼らず、できるだけ歩く等、何でもいいのです。物に頼らず、自分の力を使うことで健康になり、健康こそが物質主義的価値観からの脱出だと思います。便利すぎる生活は人間をだめにします。自分の力を信じて、自然が持続可能な環境、経済を目指したいものです。