まず「i-MiEV」の一番の特徴としては、ハイブリッド車のようにエンジンと電気モーターという2つの動力を組み合わせたものではなく、動力は電気モーターのみなので走行中は二酸化炭素などの排気ガスは一切出ないということです。もちろん、使用電力の発電過程で二酸化炭素は排出されますが、夜間充電が主になる場合は、余剰電力や風力・水力発電による電力が効率的に使用されることで、発電によるエネルギーの損失を抑えることができます。
次に、走行性能についてですが、満充電の状態で最大160kmの走行(10・15モード走行)が可能で、最高速度は130km/hに達します。通勤や買い物といった日常的な利用を目的とするならば、途中の充電は必要なく、これまでの自動車と同様に乗ることができます。また、リチウムイオン電池を搭載しているので、一般的な自動車よりも重量が重く、雪道でも安定した走行が可能となります。
しかし、長距離移動も視野に入れると見方は変わってきます。一般家庭用のコンセントからも充電できるという手軽さはありますが、満充電までAC200Vで約7時間、AC100Vで約14時間もかかります。一方、急速充電器だと80%充電まで約30分ですが、急速充電器が設置されている施設が現在まだごく一部地域に限られており、今後のインフラ整備が大きな課題です【写真2】。
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