秋田の環境マネジメントや省エネルギーの情報発信! NPO法人環境あきた県民フォーラム
イベント情報活動いろいろ会員紹介環境ニュースレターミニISO環境家計簿リンク

 

トピックス
*「秋田エコプラッシュ株式会社」の視察研修が行われました。

2009/10/01


 平成21年10月1日(木)、「横手平鹿地域ごみゼロあきた推進事業」として能代市の「秋田エコプラッシュ株式会社」の視察研修が行われました(写真1)。これは、先進のリサイクル施設等を視察研修することによって、管内住民の廃棄物に対する3Rの意識啓発を促し、循環型社会構築に資することを目的として、「横手平鹿地域ごみゼロあきた推進会議」主催で毎年実施されています。
写真1 会社の外観
写真1 会社の外観
   

 まず、「秋田エコプラッシュ株式会社」の社員の方から会社概要について説明をしていただきました(写真2)。「エコプラッシュとは、エコロジー、プラスチック、石炭灰(フライアッシュ)の造語で、『秋田県北部エコタウン計画』(参考:秋田県北部エコタウン計画と資源リサイクルhttp://www.akita-recycle.com/index.html)の一環の事業として認められた当社が開発した秋田発のリサイクル製品です。エコプラッシュは、家庭・産業から発生する廃プラスチックと火力発電所から発生する石炭灰から製造され、コンクリート二次製品の約1/10の重量でプラスチックのような加工性を持っています。また、利用後は破砕して再度エコプラッシュ製品となる循環型の新素材です。」と、廃棄物の有効利用によって資源循環型社会構築に寄与していることと、リサイクル製品としての商品価値の高さを強調していました。
写真2 会社概要説明の様子
写真2 会社概要説明の様子
   

 次に、工場の見学をさせていただきました。「廃プラスチック類(写真3)の中から製品原料となるPE(ポリエチレン)・PP(ポリプロピレン)を手選別し(写真4)、破砕・洗浄、比重分離・減容の工程を経て、石炭灰・添加剤と混練しエコプラッシュペレットを製造します(写真5)。これを形成加工することで、プランター(写真6)、U字溝(写真7)、雨水貯留槽(写真8)などのエコプラッシュ製品となります。」と、機械の騒音が鳴り響き、独特な臭いが漂う工場内を案内・説明していただきました。
写真3 積み上げられた廃プラスチック類
写真4 PE・PPの手選別の様子
写真3 積み上げられた廃プラスチック類
写真4 PE・PPの手選別の様子
   
写真5 エコプラッシュペレット 写真6 エコプラッシュ製品(プランター)
写真5 エコプラッシュペレット
写真6 エコプラッシュ製品(プランター)
   
写真7 エコプラッシュ製品(U字溝) 写真8 エコプラッシュ製品(雨水貯留槽)
写真7 エコプラッシュ製品(U字溝)
写真8 エコプラッシュ製品(雨水貯留槽)
   

 環境省は平成21年9月15日に、「容器包装リサイクル法に基づくプラスチック製容器包装の再商品化に伴う環境負荷削減効果のLCA分析(ライフサイクルアセスメントによる分析)」を実施した結果を公表しました(参考:http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11575)。これによると、「分別せずに現行技術で焼却した場合との比較のみならず、全量高効率のごみ発電施設で焼却発電を行う場合と比べてもなお、容器包装リサイクルを行った方がCO2排出量が少ないこと等が明らかとなりました。」ということでした。この点について社員の方にエコプラッシュの場合はどうなのかを質問したところ、「比較データはないが、焼却しないからCO2削減効果はある」という回答をいただきました。

地球温暖化問題の解決には、私たち消費者一人一人がLCA(Life Cycle Assessment:ライフサイクルアセスメント)を理解すること(参考:循環・廃棄物のまめ知識http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/mame/20070702.htm)、つまり「製品が産み出されてから処分されるまで、総合してどれくらいCO2を排出しているのか」を考えることが必要です。そして、LCAを元に行動に移すこと(参考:http://www.env.go.jp/policy/lifecycle/lifecycle.html)、つまり「どの製品が環境に優しいのか」を判断することが求められています。そのためにまずは、企業がLCAを徹底して行ってほしいと思います。


  秋田県地球温暖化防止活動推進センター
県南デスク 栗林弘昌
本サイトに掲載されている写真及び記事等の無断転載を禁じます。 一覧へ戻る ページトップへ
NPO法人 環境あきた県民フォーラム 〒010-1403 秋田市上北手荒巻堺切24-2 秋田県ゆとり生活創造センター(遊学舎)内 Tel/fax 018-839-8309 E-mail mail@eco-akita.org アクセスマップはこちら mail@eco-akita.org アクセスマップ(地図)はこちら
ACCCA 秋田県地球温暖化防止活動推進センター