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トピックス
*「トマトよりトマトなジュレ」〜みのり農園〜

2009/12/8


 平成21年12月8日(火)に、三種町の「みのり農園」を訪問しました。こちらはもともと建設業を営んでおりましたが、平成18年7月から農業分野に参入し、現在は6棟のビニールハウス(約420坪)でミニトマトを栽培しています。今回の取材では、ミニトマトの栽培を通して環境に配慮している取組を、重点的に教えていただきました。
写真1 ハウス…「マルハナバチ」という高価な蜂による受粉を行っています。
写真1 ハウス…「マルハナバチ」という高価な蜂による受粉を行っています。
   

  みのり農園で収穫されたミニトマトは、通常のミニトマトのほぼ倍となる8〜10度の高い糖度で、平成18年の秋田県種苗交換会においては、「秋田県知事賞」と「交換会会頭賞」を受賞しました。その絶大な甘さの秘密には手間をかけたこだわり農法があり、その一つは、地元農家が処分に困っている「籾殻」を集め、「米ぬか」や「各種菌体」と混ぜ合わせた自家製の完熟堆肥を使用している事にあります。さらに、栽培段階での化学肥料や農薬の使用はほとんどなく、天然の材料を加えた有機肥料のみを使用しています。また、完熟堆肥を作る堆肥化プラントは、本業である建設業からの端材(コンクリート破片)を生かして建設されており、他では見ることが出来ません。

写真2 堆肥化プラント(1)
堆肥化プラント(2)…写真奥が、来シーズン使用される堆肥です。
写真2 堆肥化プラント(1)
堆肥化プラント(2)…写真奥が、来シーズン使用される堆肥です。
   
写真4 プラント壁面
写真5 堆肥…発酵熱(湯気)は、微生物が盛んに活動しているためです。
写真4 プラント壁面
写真5 堆肥…発酵熱(湯気)は、微生物が盛んに活動しているためです。
   
写真6 堆肥…鶏糞なども混ぜています。
写真7 ハウス内の土
写真6 堆肥…鶏糞なども混ぜています。
写真7 ハウス内の土
   

  ミニトマトの収穫は、6月下旬から10月下旬という事で、取材当日はシーズンオフでしたが、ミニトマトを加工した手作りの「トマトよりトマトなジュレ(ゼリー)」をごちそうになりました。この商品は、社員の提案により開発され、H21年度は全体で3500個販売されました。また、ミニトマトを加工する際に発生した残渣は、従業員が「ミートソース」や「トマトジャム」にしているそうです。こちらは、商品化までには至っておりませんが、「ジュレ」に続く「残渣を使った第二の商品」として開発される期待が持たれました。

写真8 トマトよりトマトなジュレ…ミニトマトの原型が2個入っており、口の中に広がる濃厚な甘さのみならず、果肉のジューシーさも堪能できます。
写真8 トマトよりトマトなジュレ…ミニトマトの原型が2個入っており、
口の中に広がる濃厚な甘さのみならず、果肉のジューシーさも堪能できます。
   


 こちらの農園では、地球温暖化防止に貢献する取組として、籾殻を焼却せず堆肥化し、有機肥料として使用していますが、籾殻のRecycle(再生利用)については、まだまだ未知数な所があり、日本国内では約70%の籾殻が使い道のない廃棄物とされているそうです。(参考:青森県地球温暖化防止活動推進センター※1)それ故に、こちらの農園での地元農家と連携した取組は、より多くのCO2排出量削減の可能性もあり、今後の籾殻の利活用拡大と循環型社会形成に向けた重要な第一歩と言えるでしょう。

※1 HPwww.eco-aomori.jp/untitled.htm

  秋田県地球温暖化防止活動推進センター
県北デスク 津嶋麻由子
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