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トピックス
* 『風力発電出前授業−1日目』が開催されました。

2011/6/13・14


社団法人日本風力発電協会主催の『風力発電出前授業』が、平成23年6月13日(月)と14日(火)の2日間、県内の小中学校4校で開催されました。
これは6月15日をグローバル・ウィンドデーとして世界各地で風力発電への知識や理解を深め広く啓蒙するために世界中で行われているイベントのひとつとして、1日目の13日は、午前中に由利本荘市立道川小学校、午後は能代市立第四小学校で、翌14日は大仙市立大曲南中学校と大仙市立藤木小学校で行われたものです。

1日目午前中の会場になった道川小学校は、日本海がすぐそばの自然に恵まれた場所にあります。学校の近くにある道の駅「岩城」には、出力750kWの風力発電設備が一基設置されており、同施設内の電力の一部をまかなっています。
出前授業は、5年生28名と6年生24名を対象に行われました。

同日午後の会場になった能代第四小学校は、海から4kmほどしか離れていない場所にあり、能代市から三種町八竜の釜谷浜にかけての沿岸部には国内有数の風力発電施設群(1500kW 17基600kW24基)が操業しているため、授業に参加した5年生77名も普段から風車をよく目にしています。でも実際に風車がどんな仕組みで風を受けて回転し、そこからどうやって電力を得ることができるのかについて知る機会はなかなかありませんでした。

釜谷浜の風車群
釜谷浜の風車群

初めに、一般社団法人 日本風力発電協会(以下JWPA)から派遣された講師の方々(岩田睦・安茂・松岡学・石原茂雄・※久保田百年 順不同敬称略)が準備した7種類の風車の模型がセットされた会場に生徒たちが集まりました。
そして、私たちの便利な生活が環境に与える影響や、それにより地球の温暖化が加速している現実と、風力・太陽光といった再生可能エネルギーがなぜ求められているのかについてまとめられたDVD「エネルギーと環境」が上映されました。

道川小出前授業の様子
能代第四小出前授業の様子
道川小出前授業の様子
能代第四小出前授業の様子

続いて、日本風力発電協会の松岡学氏がパワーポイントで「風車から作る電気のはなし」と題して、風力発電システムについて発電の仕組みや風車の大きさ、建設方法などの説明を行いました。松岡氏は、「日本には約1700基の風力発電がある。そのうち秋田には105基設置され、全国で4番目に多い」と、秋田が風力発電に適した立地であることを解説しました。

松岡講師
松岡講師

人物と比較できる風車の駆動部分などが映し出されると、それが想像していたよりはるかに大きな規模だったせいか、児童たちからは思わず「すごい!」と声が上がりました。画像を進めながら、本来風車は、風向きや風の強さを視覚的に確認するための道具であったこと、また風車に受けた回転力を電力に変換するシステムは、電気でモーターを回転させる扇風機などの働きを基本的に逆にしたものであることなどが解説されました。

風車について更に理解を深めるために、その後は「風車模型の解説&クイズ」と「かざぐるま(風車)制作」を行いました。シンプルな作りながら、風を受けて勢いよく回るかざぐるまに、児童たちも大喜びでした。また同協会の石原茂雄氏が、さまざまな風車の種類や機能を説明し、その理解度を確認するクイズが行われ、児童たちも質問に元気に答えていました。

風車模型
かざぐるま制作
クイズの様子
かざぐるま制作
クイズの様子

道川小学校の児童からは「風力発電に興味が湧いた」「自分たちの生活がどれだけ化石燃料に頼っているかわかった。節電をして温暖化を防ぎたい」といった感想が聞かれ、エネルギーや風力発電について、関心が高まったようでした。

能代第四小学校の田村育子校長からは「ここを卒業した生徒の多くが進学する(能代市立)南中学校でも、風力発電など環境や科学の分野について授業で取り上げていく予定があると聞いている。これからそこに入学していく上級生にこういった授業ができたことは意義がある」と感謝の言葉がありました。

最後に、JWPAが用意した風車グッズや秋田県地球温暖化防止活動推進センターから「Let’s cool our earth all together」という、節電や省エネの取組みについて記載されたノートなどが生徒たちに配られ、地球温暖化防止の大切さが伝えられました。

道川小
能代第四小
道川小
能代第四小

ドイツなど自然エネルギー活用先進国と比較すれば、原子力発電に比重を置いたエネルギー政策を続けてきた日本は、再生可能エネルギーの普及と実用化において遅れをとっているかもしれません。

しかし秋田県は、原子力発電施設建設を受け入れなかった県のひとつであり、また風力発電に適した長く緩やかな砂浜の海岸線を日本海沿岸の平野部に持つことから、全国有数の風力発電施設群が設置されています。もしかしたら、今回授業を受けた児童たちの中から、将来地元で風力発電施設の設置や運営に携わる人が育っていくかもしれません。
未来は大人のものではなく子どもたちやそれに続く世代のものです。彼らが大人になる頃までに、どれだけ地球環境の悪化を食い止め改善して渡せるか、またその努力を私たちがしていたことを少しでも覚えておいてもらえたらなあと、その輝く瞳を見ながら考えました。

※久保田氏は道川小のみ参加

秋田県地球温暖化防止活動推進センター
県北デスク    五十嵐洋

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