秋田共栄物産(株)は、パイプハウスを初めとする農業資材を取り扱っており、農業・環境・リサイクルの3つを柱とする循環型社会を目指して、さまざまな分野に取り組んでいる。
昨年は県内3ヵ所にそれぞれ1基ずつ、風力発電機を設置した。場所は秋田港そば、男鹿市船川港、そして象潟の大須郷で、目にした方もいらっしゃるだろう。
少し前までは風力発電といえば近未来的なイメージだったが、日本でも導入が進んだ今では、すっかり環境配慮のシンボルになっている。風力発電はシステム上、CO2をほとんど排出しないため、地球温暖化の原因であるCO2排出量の大幅削減が可能である。設置に当たっては立地・風況等調査からメンテナンスまで一貫して行っているのが、この会社の強みといえる。
秋田共栄物産(株)では、風力のほかにも小水力発電システム、あるいは生ゴミ処理機、家畜ふん尿の堆肥化設備などにも力を入れている。今ある資源を有効に活用し、農業を通じたリサイクルネット社会構築を目指している。 |