地球温暖化について、耳を傾け、考え、アクションに結び付けていこう!エコ系男子・エコ系女子を目指すプログラム「くるくるCOOOOOOL」
放送内容
★2010年10月30日放送分 ゲスト :秋田市立秋田商業高等学校 鹿子澤奨くん 藤原涼くん、大堤直人先生
ゴミ削減・リサイクルストリートから、秋田市立秋田商業高等学校の3年生で生徒会副会長の鹿子澤奨くんと同じく生徒会の1年生の藤原涼くん、生徒会顧問の大堤直人先生の3名が来てくれました。鹿子澤くんから、秋田商業高校における「秋商エコキャップ運動」を紹介してもらいました。これは2008年から始められた運動で、ペットボトルのキャップを集めてエコキャップを推進しているネットワーク団体に送り、最終的には開発途上国の子どもにポリオワクチンとなっているのだと説明してくれました。また、環境の面からもペットボトルのキャップをゴミとして燃やすと二酸化炭素が排出されるのに対して、再利用すれば800個で7.3gの二酸化炭素の発生を抑制し、また1人分のポリオワクチンになることを丁寧に説明し、みなさんも参加してくださいと呼びかけをしてくれました。どこからペットボトルのキャップを集めているのか、という大島さんの問いに学校の中からです、と答えてくれました。夏は多い時で1日400個も集まるそうで、生徒会で集めたペットボトルのキャップは人一つ一つ丁寧に洗って乾かすそうです。大変な作業ですが活動のモチベーションはなんですか、という問いに「集められたキャップがワクチンとなり開発途上国の子どもたちのために役に立っていると思うと力になる」と藤原くんが元気よく話してくれました。
 また、生徒会の顧問でもある大堤直人先生から、秋田商業高校のその他の環境の取り組みについてお話していただきました。秋田商業高校ではビジネス実践の3本柱のプログラムの中で、ユネスコスクール班という活動があり、37人の生徒が国際協力や環境の取り組みを行っているそうです。その中で気候チャンピオンの取り組みについての説明がありました。(参照:http://www.eco-akita.org/onsen/icc/index.html#01)秋田県内から5プロジェクト選出された中で、秋田商業高校からはなんと3プロジェクトが選ばれており、その3つのプロジェクトの説明がありました。1つ目は「結(ゆい)」〜使い古しのチョークを使用したエコ活動の結と国際協力〜 というもので、使い古しのチョークやチョークの粉から再生チョークを作ったり、グリーンカーテンを設置したりしているそうです。2つ目は、ひまわりプロジェクトというもので、校内にひまわりを植えて、種から油を搾油して石鹸やろうそくを作って売るというものだそうです。3つ目は、Think Globally, Act in Akita(地球規模で考え秋田で行動を)というもので、昨年アフリカのウガンダ行った生徒が中心となって行っているもので、現地でゴミが多かったことからゴミ分別の啓発プログラムを地域の小中学校に行うというものだそうです。
 このような国際協力や環境の分野におけるたくさんの社会的な実践活動や取り組みを行っている秋田商業高校ですが、その集大成として3冊の本が作られており、最新版の「高校生のためのアフリカ理解入門」という本が、11月5日(金)に秋田市拠点センターアルヴェで行われるAKISHOPというイベントでも販売されるそうです。菊地も読みましたが、アフリカを理解するのにはとてもよい入門編となっております。
くるくるCooooooLフェスティバルの他のブースの中で、気になったブースはありましたか?という問いには、Bike to Work AKITAや秋田市役所、能代市商工港湾課などの自転車を使った取り組みと話してくれました。藤原くんは小学校5年生の時に友達と秋田市から鹿角まで自転車で往復したことがある、とのこと。小学校5年生で?!と一同かなり驚きましたが、一切二酸化炭素は出していないね、素晴らしい!という話になりました。高校生らしくていいなぁと思いながら、自転車は存在がすでにモテエコだなぁと(またまたこっそり)思った菊地でした。

AKISHOP(秋田商業高校の商業実践活動)まるごと90(くおー)秋田
日時:11月5日(金) 午前9時〜午後5時
場所:秋田市拠点センターアルヴェ、ポポロード
問い合わせ:秋田市立秋田商業高校 018-823-4308

菊地セレクト音楽    WHAT I GOT/SUBLIME
大島さんセレクト音楽  Let’s go to BAMAKO/Inna MODJA (インナモジャ)

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