2025/06/24
本格的な夏を前に、熱中症対策を万全に!
梅雨に入り、蒸し暑い日が増えてきましたが、熱中症への警戒が強く呼びかけられています。
6月20日には、秋田県内で11人もの方が熱中症の疑いで救急搬送されました。 横手市では今年初の猛暑日(35.4℃)を記録するなど、この時期としては記録的な暑さとなり、由利本荘市や角館町なども厳しい暑さに見舞われました。
熱中症を防ぐには、まず予防から!
熱中症は、正しく対策をすれば防ぐことができます。以下のポイントを参考に、ご自身や大切なご家族、周りの方々の命を守る行動をとりましょう。
1.こまめな水分・塩分補給
・のどが渇く前に、こまめに水分(水やお茶、スポーツドリンクなど)を補給しましょう。
・大量の汗をかいた場合は、塩分も一緒に摂るように心がけましょう。
2.暑さを避ける工夫
・室内でも注意! エアコンや扇風機を適切に使用し、室温・湿度を快適に保ちましょう。
・日中の暑い時間帯(10時~14時頃)の外出や運動はなるべく避けましょう。
・外出時は、日傘や帽子を活用し、直射日光を避けましょう。
・通気性の良い、吸湿速乾素材の衣服を選びましょう。
3.体調管理を徹底する
・十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事で体調を整えましょう。
・暑さに身体を慣らすため、適度な運動や入浴で汗をかく習慣をつけましょう。
4.周囲の人にも目を配る「声かけ」
・高齢者や小さなお子さん、障がいのある方など、熱中症になりやすい方が周りにいないか、積極的に声をかけ、体調の変化に気を配りましょう。
熱中症かな?と思ったら、すぐに!
熱中症は、症状によって重症度が異なります。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい場所へ移動し、体を冷やして水分補給をしてください。
熱中症の主な症状
・初期症状(軽度):
めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、こむら返り(足がつる)、気分が悪い、だるさ、軽い頭痛 など
・中度:
強い頭痛、吐き気、嘔吐、力が入らない、意識がぼんやりする など
・重度:
意識がない、呼びかけに反応しない、けいれん、まっすぐ歩けない、体が熱い(高体温) など
症状が改善しない場合や意識がない、けいれんを起こしているなど重い症状が見られる場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう!
地球温暖化対策も未来の熱中症予防に
熱中症リスクの増大は、地球温暖化の深刻な影響の一つです。私たち一人ひとりの日々の行動が、未来の気候に影響を与えます。電気の節約、エコドライブ、ごみ減量など、身近なことから地球温暖化防止につながる取り組みを進めていくことも、長期的には熱中症リスクの低減に繋がります。
今年の夏も、猛暑が予想されます。熱中症対策を徹底し、安全に、そして健康にこの夏を乗り切れるようにしましょう!
【参考リンク】
・秋田県公式サイト美の国あきたネット
「熱中症に注意しましょう!」
「熱中症関連情報について」
・厚生労働省ホームページ「熱中症予防のための情報・資料サイト」