2025/08/18
スキルアップ研修会を開催しました🌻
当フォーラムは、県の地球温暖化防止活動推進人材育成事業の一環として、気候変動適応策をテーマにしたスキルアップ研修会を開催しました。
7月22日(火)に大館市北地区コミュニティセンターを会場とし、熱中症対策に関する最新情報などを学びました。
日時:令和7年7月22日(火)
13:30~15:00
場所:大館市北地区コミュニティセンター
本館 研修室
プログラム①「気候変動の影響と熱中症対策の重要性」
説明:秋田県生活環境部温暖化対策課
内容:秋田県が発行しているパンフレット「気候変動への適応とは?」
をもとに、気候変動における「緩和」と「適応」の考え方につ
いてご説明いただきました。
プログラム②「熱中症にならないために」
講師:秋田県医師会 副会長 吉原 秀一 氏
内容:熱中症について、それがどのようなものであるか、予防策、
そして万が一の対処法まで、分かりやすくご説明いただきました。
プログラム③「熱中症予防のための食事と水分補給」
講師:秋田県栄養士会 管理栄養士 宇佐美 佳奈子 氏
内容:暑さに負けない身体づくりを目指した食事と水分補給や、
注意点などについて分かりやすく教えていただきました。
プログラム④熱中症対策アイディアの共有
内容:参加者の皆さんに熱中症対策の主に以下のような内容について
1名につき3枚、ふせんに記入していただき、ホワイトボード
に貼ってもらいました。
①「既に取り組んでいること」
②「今後取り組みたいこと」
③「その他 気づきやアイディアなどご自由に」
<ふせんに記入していただいた内容(抜粋)>
💡水分補給 編
・水分補給は冷えすぎているものを避けて行う。
・周りの人と声をかけ合ってこまめに水分補給するようにしている。
・スポーツドリンクの適切な飲み方を保護者と子どもたちに伝える。
・経口補水液の飲み過ぎに注意する(予防として飲むと塩分過多)。
・アルコールによる脱水に注意することを家族や社内で共有する。
・水筒を持ち歩き、中身がなくなったら買った飲み物を水筒に入れて保冷する。
・こまめに水分補給するようにしていたが、足りていないことに気が付いた。
・水出し緑茶や水出し昆布水を作り、飲むときに酢を足す。
・水分補給のためにタイマーをかける(時間を決めて飲む)。
・水分を急激に摂ると危険なので「こまめに」!
・のどが渇く前に水分補給する。
・講話で学んだ自分で作るスポーツドリンクを作ってみようと思う。
・カフェインレスのものを飲むようにする。
・起きたら必ずコップ一杯水を飲む。
💡規則正しい生活 編
・バランスの良い食事に気をつける(タンパク質、野菜など)。
・水分も十分に摂れる食事にする(味噌汁やスープ)。
・塩分の摂りすぎに注意する。
・適度な運動は熱中症予防にも有効だと分かった。
・朝夕の涼しい時間帯を利用して散歩する。
・日の出~10:00頃まで屋内外で汗のかきやすい身体づくりをしている。
・掃除、洗濯、料理の下ごしらえ、散歩など、朝の涼しい時間帯を利用する。
・良く寝て心地よい日常生活を送ること。
💡温度調整 編
・車内の温度の上昇を防ぐ日よけを使用している。
・我慢しないでエアコンを上手に使う。
・寝苦しそうな暑い夜はエアコンをつけたまま朝までぐっすり寝る。
・冷却ジェルシートを活用する。
・家庭でも熱中症アラート機器を購入したい。
・家の廻りに打ち水をして外気からの空気を冷却している。
・無理せず、日陰や涼しい部屋で休憩する。
・エアコンと扇風機を併用している。
・カーテンで直射日光を避ける。
・帽子、日よけ、日傘を忘れないようにする。
・首を冷やす。
💡屋外作業・活動 編
・工事の発注が多く作業員の熱中症が心配なため、便利なグッズを活用する。
・充電式の冷却グッズは充電が切れないよう昼休憩に充電、または予備で2つ用意する。
・アイススラリーなどで屋外作業により大量に失われる水分塩分を補給する。
・作業時間を前倒しにする。
・作業者間の相互確認をする。
・戸外活動ではタープ(テント)を立てて日陰を作るようにしている。
・WBGT(熱中症指数)の測定器の購入を勤務先に提案したい。
💡その他
・今日学んだことや資料を家族に話し、読んでもらう。
・「いつもと違うと思ったら熱中症を疑え」をポイントにする。
・桜の時季が過ぎたら暑さに耐えられる身体づくり(汗をかくようにする)。
・子どもや高齢者への声かけを心がけたい。
・「熱中症で搬送される方の多くは一人でいるとき」というお話を聞いて、草刈りなど一人でやらないようにしようと思った。
・職場、家族、近所の人たちとの情報共有や声かけを大事にしていきたい。「今日は暑いね。〇〇℃まで上がるよ。」「体調大丈夫?」など。
・周りで熱中症を発症した人がいたら水をかけて冷やす。
・年齢を重ねると経験値で判断してしまいがちだが、これからは経験のない暑さであることを肝に銘じ、気をつけたい。
・地球温暖化そのものをどうするかが重要な気がします!
ご講演くださった先生方、参加者の皆さま、誠にありがとうございました。