2019/05/09

あきたエコマイスター県央協議会 

「平成31年度あきたエコマイスター県央協議会通常総会及び記念講演会」を平成31年4月27日に開催しました。本年度の総会は平成最後の総会でもありましたが、本協議会が平成19年度に設立され10年余りが経過し、今後の活動の方針を考える場でもありました。総会には県温暖化対策課の本田課長、相場主事、環境あきた県民フォーラムの佐藤理事長が来賓としてご出席していただきました。

 これまで、会の活動は理事会が事務局となり県からの委託事業による環境に関する講演会、広域的な環境活動及び会員による個別活動に支援してきました。近年は会員の高齢化等による活動内容、事業計画規模の見直しの必要性や世界的な気象変動に対する人間活動の影響拡大傾向など様々な角度から活動の方向性の検討が提起されていました。理事会で検討した結果、地域に市町村毎の班を設定し、この班体制を中心に活動を広め、理事会は個人活動支援要請に応えながら活動の充実を目指すものとしたところです。また、活動を充実させ継続していくためには「楽しい活動」が欠かせないことから、コミュニケーションを取りながら活動環境作りを考えていくことにしています。

 総会の議案は別添概要資料を参照して頂きますが審議の結果、各議案とも承認頂きました。また、令和元年度~令和2年度新役員(工藤仁新会長他)も承認されました。高橋三夫前会長他、今回退任される旧役員の皆様には本当にお疲れさまでした。(写真は議案審議の様子、新役員紹介。)

     

 総会終了後、岩手県一戸町観光天文台 台長 吉田偉峰氏を講師に招き、最近話題になることもありますが、光の害についても交えて「星空環境観察を通じた地球温暖化防止活動について」記念講演をしていただきました。吉田氏からは独自の語り口で、「地球温暖化とは」、「地球はどこにあるか」、「地球からみる宇宙」、「空の要素と光害(ひかりがい)」、「秋田の星空の可能性」等、興味深く内容の濃い話を伺いました。秋田は森林が多く夜空の星の乱反射が防げるので星空の観察に適した環境であるというお話もありました。興味のある方は今日の星空を見ながら宇宙と地球と環境のことを考えてみてください。(写真は吉田講師)


 


    

本記念講演会は秋田県生涯学習センターと共催事業の企画で実施され、センターHPで開催の告知をいただきました。宇宙や星空に興味のある一般の方の来場もあり、今後も関心の高い企画を検討していきたいと考えています。

 

   総会資料はこちら → 平成31年度総会資料