2019/07/02
「環境あきたエコ活動支援助成金」活用団体が決定しました。
県では民間団体が行う自主的な環境保全活動を促進するため、環境あきたエコ活動支援助成金制度を設け、活用団体を募集したところ、6団体の申請がありました。6月22日(土)プレゼンテーションによる審査を行った結果、以下の6団体が決定しました。
【審査基準項目】
①活動の公益性 ②活動の具体性 ③費用の妥当性 ④活動の継続性
⑤活動の独創性 ⑥活動の新規性
【助成団体】
1.NPO法人 常盤ときめき隊
事業名:常盤の里環境保全型農業の体験事業等
内 容:常盤小学校児童と能代支援学校の児童へ耕作放棄地だった畑で、有機肥料と減農薬で野菜を育てる体験メニュ
ーを提供する。収穫した野菜を調理し一緒に食事を楽しむほか、地域住民へ発表する機会を設ける。収穫した
野菜の販売体験も行う。たい肥は、コンポスト見直し隊による生ごみたい肥を活用する。段ボール箱を利用し
実際に給食の生ごみから堆肥を作らせ、それも野菜や学校花壇で活用することでゴミの減量化体験と、循環型
社会への理解を深める。農作業体験だけでなく木育ワークショップも行い、自然環境の豊かさを楽しみながら
感じさせる内容とする。
2.おのばホタル会
事業名:ホタルの学校づくり
内 容:ホタルの採卵、飼育、放流(7月~11月)をとおして、ホタル繁殖システムの研究開発を行う。
学校中庭に飼育設備(ビオトープ)を造り、食物連鎖に係る植物(セリ、クレソン)の栽培、巻貝(カワニ
ナ、タニシ)の繁殖など併せて実施する。
当地域では絶滅したと考えられたゲンジホタルが5年前に見つかり、大きな話題になったことから復活の活
動に取り組む。
ホタルの飛び交う季節(7月)に地域で楽しめる「ホタルまつり」を開催し、恒例行事として定着を図る。
3.NPO法人 はちろうプロジェクト
事業名:2大学学生との協働による「はちろうプロジェクト学生部2019」事業 内 容:秋田県立大学及び秋田公立美術大学の学生が八郎湖周辺の地域貢献に繋がり、かつ両大学学生の交流にもなる 次のイベントを実施する。 ・草木谷・ホタル鑑賞会 ・八郎湖植生再生地点の水草植付け場所作り ・八郎湖フィールド観察+生きもの調査 ・「ぼくらの里山生き物ゲーム」交流会
4.秋田県自然観察指導員連絡協議会 事業名:ネイチュアフィーリングインゆざわ 内 容:普段、野山に接する機会の少ない視覚に障害をもっている方々と健常者が交流を深めながら、ともに自然観察 会を行う(ネイチュアフィーリング)。 また、野鳥の鳴き声CDを用い自然のすばらしさを堪能してもらったり、臭いに特徴のある植物を実際に嗅い でもらうことなど。 5.NPO法人 冒険の鍵クーン 事業名:ヒトもクマも楽しく暮らす森作り 内 容:クマ談義:研究者、狩猟者等による最新の知見や伝統知識の講演。当法人が定点撮影しているセンサーカ メラの最新画像の公開。参加者全員で秋田のクマについての情報交換や質疑、議論。 クマスプレーレンタル: 当法人所有のクマスプレーを「奧森吉青少年野外基地」、「森吉山野生鳥獣セ ター」で希望者に無償貸出(デポジット有)。 ドングリ類の植樹・外来種駆除:放棄牧草地に、在来の種から育成したドングリ類を植樹し、森林を再生。 路沿いや林縁部に広がり始め、見通しを阻害するオオハンゴンソウの駆除。
6.三又部落自治会 事業名:サンソンプロジェクト~生活域と自然との調和・共生の里づくり~ 内 容:「山菜の植え付け」→「管理」→「採取」の一連のサイクルを年間全3回をシリーズで実施 第1回目 圃場・里山での山菜(コシアブラ・タラの芽等)採取体験会と集落環境保全勉強会 第2回目 山菜畑の管理・保全活動と水辺の生き物調査 第3回目 山菜栽培実践活動(約20a)と住民との交流会
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※「環境あきたエコ活動支援助成事業」について、追加募集を行っております。
募集期間:7月1日(月)~7月31日(水)
詳 細:環境あきた県民フォーラム
連絡先:
NPO法人環境あきた県民フォーラム
TEL:018-839-8309
FAX:018-839-0188
E‐Mail:mail@eco-akita.org