2022/11/25
地球温暖化防止に関する専門的な学習を希望する秋田県地球温暖化防止活動推進員(以下、「推進員」とする)やあきたエコマイスター(以下、「エコマイスター」とする)、地球温暖化防止活動に関心のある一般県民を対象として、エキスパート研修会を開催しました。
開催日、開催地及び参加人数は以下のとおりです。
開催日 | 会 場 | 参加人数 |
11月1日(火) | 横手市 横手市交流センターY2ぷらざ | 8名 |
11月10日(木) | 大館市 大館市北地区コミュニティセンター | 21名 |
11月15日(火) | 秋田市 秋田県ゆとり生活創造センター遊学舎 | 15名 |
開催内容は以下のとおりです。
◆ 数字で見る食品ロス
講師:環境カウンセラー
西川 裕之(にしかわ ひろゆき)氏

▲ 講師の西川氏(横手会場)
- 環境省や消費者庁といった各省庁における食品ロスの定義や、非可食部も含む食品廃棄物(food waste)と可食部の廃棄のみを指す食品ロス(food loss)の違い等について説明があった。
- 日本の食品ロスの量やその推移等を、環境省や農林水産省のデータに基づいて説明した。秋田県の食品ロスについて、家庭系食品ロスは1日1人あたりの発生量が全国平均を上回ることや、市町村別の発生量、秋田市の実態調査等についての紹介も行った。また、食品リサイクル法の概要や、その中で食品関連事業者と国民のそれぞれに求められる役割等について説明した。
- 学校給食から発生する食品ロスについて、残食率や食品残渣のリサイクル率に関してデータを用いて説明した。給食をおいしく食べる(食べ残しをなくす)ためには、食育、1日3食の習慣づけ、親のしつけが重要であるとした。
- まとめとして、環境省や秋田県の食品ロスに関する取組みや、家庭や小売店・外食店での対策、食品ロスが及ぼす経済的損失の試算結果等を紹介した。最後に、自分たちにできることを「地球レベルで考え、地域レベルで行動する」ことの大切さを訴えた。

▲ 会場の様子(横手会場)

▲ 会場の様子(大館会場)

▲ 会場の様子(秋田会場)