2024/06/18

令和6年度 環境あきたエコ活動支援助成金の活動団体として、6団体を決定しました。

 6月15日(土)に開催された審査会において、申請書類やプレゼンテーションによる審査を行った結果、6団体を助成金交付団体として決定しましたので、お知らせします。

「環境あきたエコ活動支援助成金」の制度とは・・・・・
 秋田県では、環境保全の意義や重要性について県民の理解を深め、豊かな水と緑あふれる秋田を将来へ継承していくため、民間団体が自主的に行う環境保全活動を助成する制度を設け、その活動を支援していきます。(助成金の上限額:助成対象経費の9/10以内とし、上限30万円)

【審査項目】
  ①活動の公益性   ②活動の具体性
  ③費用の妥当性   ④活動の継続性
  ⑤活動の独創性   ⑥活動の新規性

【申請件数・交付決定件数】

 

令和6年度

【参考】過年度の実績

令和5年度

令和4年度

令和3年度

令和2年度

令和元年度

申請件数

8件

6件

8件

7件

9件

11件

交付決定件数

6件

6件

8件

7件

9件
(うち事業中止1件)

9件

 

【助成金交付団体】

団 体 名 事  業  名 事    業    の    概    要

① 秋田県
  スキューバ
  ダイビング連盟
  (秋田市)

「私たちの海を知る
~ダイバーによる海洋ゴミの清掃と調査活動~」

<継続活動>
●男鹿半島の潜水許可水域において、有資格の当会員ダイバーによる、水中ゴミの回収作業と調査ダイブ。水深5m~水深20mの範囲。6月~11月 延べ50名  計70ダイブ。
回収したゴミの分類を記録する。(個数、重さ、特徴などのレポート作成)
●陸上(浜、ビーチ)クリーンナップ 7月、9月の計2回
当会員ほか関連団体(男鹿水族館GAO)、協力団体(秋田海上保安部、秋田海上保安協会等)計70名 参加予定。
回収したゴミの分類を記録する。(個数、重さ、特徴などのレポート作成)
<新規活動>
●一般(ノンダイバー)対象の水面スノーケリング・エコ体験 8~9月 計10名
会員ダイバー監督下で、スノーケリング装備で水面を漂うゴミの回収と海中観察を体験する。

② あきた里山
  ネットワーク
  (五城目町)

里山の環境保全活動を
通じて地域の活性化を
図る事業

(1)あきた里山フェス2024 in 五城目・森山
   ~里山の自然を生かした地域活性化の集い~ 5月25日(土)
 ・記念講演:市毛 良枝(俳優、トレッキング協会理事、環境カウンセラー)
  演題「山と出会って変わった人生」
 ・シンポジウム:県央、県南、県北から各1団体
  ①県央:もっと森山をもりあげ隊 工藤兼雄美隊長(自然観察指導員)
  ②県南:りんご三山友の会 鶴岡由紀子会長(登山ガイド)
  ③県北:三種町山の会 近藤久則会長
 ・里山活動紹介展示、PR(展示または掲示コーナー、PRコーナーなど)
(2)森山・高岳山登山ハイキングマップの制作・配布
 ・登山、トレッキングを環境に配慮して安心安全に楽しむために、「ハイキン
     グマップ」を制作して近隣市町村に配布する。

③ NPO法人
  鳥海山麓
  グリーンネット
   (由利本荘市)

環境保全と維持する地域循環型農業を学ぶ事業

1.桃野畑地周辺環境活動調査 5月11日(土) 
 ・近隣の小規模水力発電所におけるエネルギーの地産地消、地球環境保全への
     取り組みの現地見学説明会と意見交換会。
2.桃野畑高原野菜収穫体験 8月17~31日 期間中3回開催 一般対象
 ・トウモロコシ、玉ねぎ、ジャガイモ等高原野菜収穫体験 試食の実施。
3.鳥海高原の地域循環型農業の学習 8月31日(土) 秋田市対象
 ・桃野畑地の高原野菜収穫体験及びトウモロコシ茎刈取り体験
   栽培方法や特徴の説明の解説と観察、収穫体験、試食の実施=地産地消
   刈り取った茎をポニーランド花立で馬(家畜)のえさやり体験=資源循環
 ・耕畜連携地域循環の環境影響学習
   牧草~飼育~糞尿の農地還元の地域循環体系における環境への影響を地下
   水(水)を通して考える環境教育プログラム「プロジェクトWET」
4.事業報告及び保全活動体験企画検討会 11月中に1回 協力・賛同者向け

④ アースデイ男鹿
  実行委員会
  (男鹿市)

アースデイ男鹿2024
~日常の中に有る環境への意識や気づきを促し、活動者が連携することでコミュニティの形成を図る~

①〝アースデイ男鹿〟開催(2024年 10月予定)
 ・男鹿の自然について理解を深める各活動を紹介するブースを設け、ワーク
     ショップやクイズ等の参加型イベントを企画。
 ・地域環境への負荷を減らす活動(3R:リサイクル・リデュース・リユー
    ス)のブースを設置。(古着回収、ペットボトルキャップ回収、フードロス
    品回収、古本交換会、里山の自然を考えるミニコンサート等)
 ・廃棄物の再利用促進で有機肥料を作る為のぼかし作り講習会。
 ・市内小中学生と地域住民との海岸清掃。
 ・市内企業や団体との駅前清掃。
②講演会・ワークショップ・パネルデスカッションを実施(2024.10月予定)
 意識醸成と啓発の充実を目的とする。講師として、秋田県にアースデイの種を
 蒔いてくださった、アースデイ東京理事の廣岡輝氏、アースデイ男鹿コーディ
 ネーターの加藤肇子氏を招く。
 地元団体、かねがわ畑の皆さんを講師にお招きして、廃棄物再利用で有機肥料
 を作る為のぼかし作り講習会を予定。

⑤ プリティ
        アップル
      (増田町)

剪定されたりんごの枝、
受粉樹の実を使った
りんご染

●地域の小学校や高校において、りんご染め体験学習会を行う。
(10月~12月頃予定)
●幅広い年齢の方に体験していただくため、年齢層に合った体験内容となるよう
  工夫と研究をする。
●りんご染めの作品展示会、情報誌への掲載等を活用して、多くの方々にPRし
   ていく。
 (会員作品展示会5月、よこてエキスパート展2月頃、情報誌への掲載6月)

⑥ NPO法人
  大館・小坂鉄道
  レールバイク
  (大館市)

長木渓流の自然と歴史
表出事業

 現在同地では当法人によるレールバイク運行事業を実施しているほか、
 温泉施設が隣接し、年間8千〜1万人ほどが訪れる。
 「長木渓谷緑地環境保全地域」に指定されている自然豊かな地区であるほか、
 渓流の自然造形美、歴史的背景があるにも関わらず来訪者の関心が低い現状が
 ある。
 その理由は情報(案内)が不足しているためであるため、本事業を通じて流域
 の自然環境、歴史的経緯などに関心を持ってもらえる効果が期待できる。
  また、流域沿線では家庭ゴミなどの不法投棄が後を絶たず、環境保護団体
 や当法人が清掃活動を行うなどしているが、自然保護に関心がある人が増え、
  そうした環境に多くの人が入り込むことにより監視効果が生まれて問題解決
 が図られることも期待できる。