2018/07/06

 6月27日(水)大館市北地区コミュニティセンターでを一般家庭向け省エネ講座を開催ました。この講座は、大館市の秋田県地球温暖化防止活動推進員の藤原清美さんに協力いただき地域の住民向けに実施したものです。内容は、大館市のごみの状況と3Rについてと地球温暖化及び省エネに関するものでした。参加者は30名でした。
 大館市役所環境課からは家庭ごみの分別をテーマとして環境課の仕事について紹介がありました。今回は、その中でもごみに関するものを中心とした内容でした。ごみの分別の推進と適正処理では、ごみの種類ごとにその特徴と出し方について説明がありました。特にペットボトルでは汚れの状況でランク分けされるため手作業で分別を行っているとのことで、出し方の細かい説明があり適正な処理をして出すようにと話していました。ごみの減量及びリサイクルについては、ごみの分別のなかで、回収した後にどのような製品にリサイクルされるかの説明がありました。大館市エコプラザの説明では、3Rを広めるための拠点として様々な事業に取り組んでおり、資源物の回収も行い、特に廃食用油、ベットボトルキャップ、こでんなどは回収拠点となり、各家庭で不要となった家具などで再生可能なものは無料で引き取り修理・清掃し安心価格で販売しているとのことでした。最後に、大館市で1年間に出るごみの量とその処理にかかる費用について説明があり、ごみを減らすためにできることとして分別を正しく行いリサイクルすること、生ごみの水分を切ることなどによりごみの減量、ごみの処理費用の抑制につながるとのまとめでした。

 

 

 地球温暖化については、地球温暖化の現状、原因、メカニズム、温暖化対策として私たちが家庭でできることについて話がありました。環境あきた県民フォーラムからは、地球温暖化防止コミュニケーターの資料を使い、今のままの温暖化対策が続いた場合の2100年未来の天気予報、地球温暖化の影響、世界で気温上昇を2度未満に抑える目標、地球温暖化を防ぐための緩和と適応について説明し、まとめとしてCOOL CHOICE(=賢い選択)クイズを行いました。COOL CHOICEクイズでは、家電製品の使い方や購入時の注意点など省エネに関する情報についても伝えました。また、ワットチェッカーを使い身近な電気製品の消費電力を調べてみました。同程度の照度の白熱灯、蛍光灯、LEDの使用電力を直接数字で見て比較しました。参加者は直接数値で消費電力を見てその大きさに驚いていました。

 参加者は環境への関心が非常に高いことが感じられました。終了後の「大館市のゴミ」や「地球温暖化」に関するフリートークでは皆さん、熱心に発言され内容の濃い学習会でした。

秋田県地球温暖化防止活動推進センター
(NPO法人環境あきた県民フォーラム)
事務局 石塚 後藤