2018/12/27

 平成30年7月18日(水)大館市立長木小学校、平成30年9月7日(金)同花岡小学校、平成30年12月18日(火)同矢立小学校で環境学習を行いました。出席者はそれぞれ28名、28名、13名でした。この学習会は大館市の秋田県地球温暖化防止活動推進員(以下、推進員)の藤原清美さんが学校に持ち掛け、大館市役所環境課と一緒に行ったものです。内容はごみと3R、地球温暖化に関するものです。

 大館市役所環境課からは大館市で出るごみの量やごみの種類ごとにどのように処理されていくかといった内容でした。大館市で出るごみの量を像の頭数やお相撲さんの人数など、処理費用についても消防車の台数などを例に分かりやすく説明していました。ごみの分別では、ペットボトルについて分別の状況によりランク分けされ、大館市は毎年最高のAランクとのことでした。ペットボトルを例にごみの出し方の良し悪しの例を示していました。循環型社会については3Rが大切であること、大館市では3Rの拠点として大館市エコプラザを整備し、不要になったものを再生し販売していること、いろいろな体験イベントを行っていること等について話しました。最後にごみを減らすには、みんなの協力が必要で、買い物はマイバック持参、まだ使えるものはリユース、生ごみの水気を切って出すこと紹介していました。

 地球温暖化については、推進員の藤原さんから地球温暖化の現状について産業革命以降0.85℃上昇したこと、人間の活動による二酸化炭素の排出量増加が主な原因であること、地球が暖かくなるメカニズムについて、温暖化対策として私たちが家庭でできるとについて話がありました。

 環境あきた県民フォーラムからは、地球温暖化防止コミュニケーターの資料を使い、今の程度の温暖化対策が続いた場合の2100年未来の天気予報、地球温暖化の影響、世界で気温上昇を2度未満に抑える目標、地球温暖化を防ぐための緩和と適応について説明し、まとめとしてCOOL CHOICE(=賢い選択)クイズを行いました。COOL CHOICEクイズでは、家電製品の使い方や購入時の注意点など省エネに関する情報についても伝えました。

 今回、この話を聞いた小学生が、今回の環境学習で学んだことを家に帰り両親や一緒に暮らしている人達に伝え、これからも続けてごみの削減、地球温暖化防止につながっていくことを期待したいと思います。

秋田県地球温暖化防止活動推進センター
(NPO法人環境あきた県民フォーラム)
事務局 石塚 後藤