2019/03/12

 平成31年3月7日(木)井川町農村環境改善センターにおいて、一般家庭向け省エネ講座を開催しました。この講座は、家庭でできる身近な取組みについて「できることから実践してもらう」ことを目的に地域住民向けに行いました。参加者は、20名でした。

 はじめに環境あきた県民フォーラムより「家庭でできる省エネ」について省エネへの取組みはエネルギーの無駄使いを防ぎ、地球温暖化防止につながることを説明した他、電化製品を使う上での省エネのポイントについてお話ししました。また、どっちがCOOL CHOICE(=賢い選択)クイズを行い、賢い選択についても考えてもらいました。

   

 次に、井川町在住の秋田県地球温暖化防止活動推進員の工藤節子さんよりご自身が継続して行っている取組みとして「環境家計簿の取組み」について紹介いただきました。
 工藤氏は、平成24年から環境家計簿に取組みはじめ、現在も継続しています。環境家計簿に取組みはじめた平成24年から平成30年までの結果(使用量)を表とグラフで表し、CO2排出量の経年変化を紹介しました。環境家計簿に取組み始めて2年位までは使用量を削減できましたが、家族の高齢化にともない使用量の削減も難しくなってきたと話していました。

 

 また、楽しみながら行うことで、「何をしたら自分の生活に還元できる」のかを考え行動しているそうです。その結果、平成28年度に取組んだ項目とその経過について紹介しながら平成30年度に取組んでいる内容について紹介しました。その中で、家庭から出る雑がみについて、窓付き封筒やティッシュの箱はビニールを外す、カレンダーは金具を外すことにより資源ごみとして出すことができることを合わせて紹介しました。その他、トイレットペーパーの芯を活用(リメイク)し、壁面フラワーアートを作成していました。

 最後に、ワットチェッカーを使用し、身近な電化製品の使用電力の比較や消費電力を調べてみました。
 ①同程度の照度の白熱灯、蛍光灯、LEDの使用電力の比較
 ②電気ポットの保温時と再沸騰時の消費電力
 ③ドライヤーの各モードの消費電力
参加者は、電気ポットの保温時の消費電力が、白熱灯の消費電力より多いことに驚いていました。

 秋田県内には、環境について様々な活動を行っている「地球温暖化防止活動推進員」や「あきたエコマイスター」がたくさんいます。このような方々の活動を多くの県民に広め、一人でも多くの方々に「できることから実践してもらう」ひとつの手法を伝えていければと思っています。

秋田県地球温暖化防止活動推進センター
(NPO法人環境あきた県民フォーラム)
事務局 石塚 後藤