2019/07/18

「第4回大森山動物園の環境保全活動」を令和元年7月7日に開催しました。本年度が4回目になるこの動物園での環境保全活動です。主な活動作業は園入り口付近にある蒸気機関車の清掃と園通路の花壇の花植え、そして園内では園からガーデナーの場所として認定してもらっている花壇などの除草や水やりです。園の方針により、お客さんのための活動であり、中途半端ではなく一生懸命行ってもらいたいとの期待に応えるように頑張ったところです。気持ちの良い青空のもとに20名余りの参加者がありました。

 この動物園の活動は環境活動の作業のほかに会員にとっては特別な意味があります。私たちエコマイスターは、個人の意思により環境保全を目的に普段活動しているわけですが、天気にも晴や雨があるようにうれしいことだけではなく、大変な時も多くあります。このようなことは誰でも経験することと思いますので、こんな時に仲間が集まれる場所があればいい、同じ思いを話し合える場所があればいいという趣旨でこの活動は企画されています。

この日は梅雨の中休みとはいえ真夏並みの日差しがありました。多少年齢の高い方が多いこともありますので各自日射病などに気を付け、水分を取りながらの作業でした。園内では花壇の管理もしていますがプルーンの木も数本植えて動物たちのエサにする夢をもって一年でも早く実がつくように除草などの世話をしています。

 最近では恒例になっていますが、作業終了後には特別に園にお願いして、飼育員による飼育動物に関わる講話をしてもらいました。今年はイヌワシのことについて飼育員の佐々木さんからお話を伺いました。イヌワシの生育分布、生活、動物園のイヌワシのことなどです。当園ではイヌワシについて表彰をうけており注目度も高くこの日の企画となりました。大森山動物園では前身の児童動物園も含め、昭和45年からイヌワシの飼育を開始し、希少種イヌワシの飼育展示および繁殖など、さまざまな取組を行ってきているそうです。これらの取組により、本年5月12日(日)の第73回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」記念式典において、野生生物保護功労者として環境大臣賞を授与されました。

 本日の最後に、日ごろの各自の活動について報告し今日の活動を終えました。動物園には若い家族連れが多く、作業しながらこちらが元気をもらうような気がしました。