2019/12/26

秋田県委託事業の一環として、「地球温暖化対策に関するセミナー」を県内2地域(大館市・秋田市)で開催しました。今年のテーマは「気候変動×SDGsについて」と題し、はじめての試みとして、参加型セミナーを行いました。講演を聞くだけではなく、グループワークを取り入れることにより、参加者同士が互いに意見をしながら進めることにより、温暖化防止につながる情報や問題などについて共有することができたことがとても良かったと思います。

 

今回の講演は、東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)の鈴木美紀子氏を講師にお迎えし、世界の異常気象や自然災害、企業のSDGsへの取組みなどの具体例などを取り入れながらとても分かりやすく伝えていただきました。

 

開催日・開催会場・参加人数は以下のとおりです。

開催日

開催会場

参加人数

11月23日(土)

大館市 北地区コミュニティセンター 別館「多目的室」

32名

12月 7日(土)

秋田市 秋田県生涯学習センター 「講堂」

30名

大館会場の様子

秋田会場の様子

 

はじめは、SDGsという言葉を聞いたことはあっても、「具体的に理解できていない」「国際社会において決められたことであり、自分事とは考えていなかった」といった声もありましたが、このセミナーに参加したことにより、「世界の様々な気候変動を知ることができた」、「日本においても異常気象がすでに起きていることをあらためて感じた」、「お寺おやつクラブの取組みがとても印象に残った」、「給水スポットがたくさんできればマイボトルを持参する人がもっと増えるのではないか」等の感想がありました。

 

ヤーコブ・トロールベック氏の言葉に「すべてのグローバルな課題にはローカルな解決策がある。一見すると大きな課題でも、小さな行動によって世界は変えられる」とあります。

 

私たち一人ひとりが小さな行動だと思っていることもたくさんの方々が取組みをすることにより大きな力になるのではないでしょうか。1人の10の行動より、100人の1の行動をすることにより大きな力になるはずです。「私たち一人ひとりができることからはじめること」が一番大切だと思います。

 

秋田県地球温暖化防止活動推進センター 

(認定NPO法人環境あきた県民フォーラム)