2020/11/15

令和2年11月13日(金)、湯沢市にあるジオスタゆざわと栗駒フーズの施設見学を行いました。

この施設見学会は、地球温暖化対策に関する人材の育成及び活用支援事業の一環として開催しました。参加者は19人でした。

湯沢市の地熱発電所の見学を行う予定したが、コロナウィルスの影響で地熱発電所の見学できないため、今回はジオスタゆざわで発電所の全体像と湯沢市の温泉を始めとした地熱の活用について知ることを目的としました。

午前はジオスタゆざわで、地熱温泉資料室で地球の内部構造から湯沢市周辺の地下構造についての説明を受けました。湯沢市では地下にあるマグマ溜まりからの熱が豊富に蓄えられており、温泉などの資源も豊富とのことでした。
地熱発電については模型で2019年から稼働した山葵沢地熱発電所やすでに稼働している上の岱発電所の施設の場所や蒸気を取り出す生産囲や発電後の蒸気を戻す還元井の場所などについて話がありました。温泉の発電への利用は、十分に注意し利用しているが、温泉地としての湧水量の減少などのデメリットにも十分配慮していることが伺えました。 

 

午後は地熱を利用した施設として湯沢市皆瀬の栗駒フーズは全国で唯一の温泉熱を利用した低温長時間殺菌による牛乳などの乳製品の製造行程を見学しました。栗駒フーズでは、牛乳やアイスクリーム、生クリームなどの殺菌、牛乳瓶の洗浄や暖房・融雪など通常の設備ではボイラーなどを利用し大量の化石燃料を使用するところに温泉熱を利用することによりCO2削減につなげていいます。

日本には豊富な地熱があります。もっと地熱の利用について考えても良いのではないかと思いました。

環境あきた県民フォーラム
スタッフ