2020/11/23

令和2年11月20日(金)、秋田市にある「湯沢クリーンセンター」と「日本製紙」の施設見学を行いました。

この施設見学会は、地球温暖化対策に関する人材の育成及び活用支援事業の一環として開催しました。参加者は20人でした。

 午前の見学は、秋田市飯島にある「湯沢クリーンセンター」でペットボトルのリサイクルについて2班に分かれて学びました。

①リサイクル工場見学  ②ペットボトルのリサクルに関する説明 

原料となるプラスチックは

秋田県内・県外13市町村から仕入れています。一日あたり8~9トン、一梱包あたり200~300kgになります。受け入れた原料は、手作業で分別され、PET類、PSトレイ類はPET類、PSトレイ類としてリサイクルへ。その他のものは破砕・洗浄されます。洗浄される際に比重により分別されます。不適物を取り除いたPE・PP混合減容品はマテリアルリサイクルの原料として出荷され、不適物は融かされ固形化されてサーマルリサイクルへ回ります。PE・PP混合減容品を実際に手に取ってみました。

 

午後は、「日本製紙株式会社秋田工場」を見学しました。この工場は、東北地方で発生する木材チップや古紙を原料として主にダンボールの原紙、上質紙を製造しています。初めに、ビデオによる秋田工場の概要について説明を受けました。工場見学では、構内をバスで回り古紙や木材チップの保管場所など構内の資材や工場の配置について説明を受け、ダンボールの原紙と上質紙の製造ラインを見学しました。

工場の見学後、事務所に戻り、日本製紙グループのSDGsへの取組みついて説明を受けました。社内誌で12回の連載を行ったうちの4回について紹介していただきました。

 

今回は、プラスチックと紙のリサイクルに関する見学をしました。使い終わったプラスチック類の容器や紙類もリサイクルに回ることも考え、ごみを出す際にはしっかりと分別することが必要と感じる研修となりました。

環境あきた県民フォーラム
スタッフ

 
PET:ポリエチレンテレフタレート
PS:ポリスチレン
PE:ポリエチレン
PP:ポリプロピレン