2018/09/12

 基礎研修会は、平成30年度に新たに推進員になった秋田県地球温暖化防止活動推進員(以下、「推進員」とする)やあきたエコマイスター(以下、「エコマイスター」とする)、地球温暖化防止活動に関心のある一般県民を対象として開催しました。「地球温暖化の現状とその仕組み」や「県の温暖化対策の考え方」といった内容を中心に県内3カ所で開催しました。
会場、参加者数は次のとおりです。
8月23日(木)秋田市 ゆとり生活創造センター「遊学舎」  参加者 21名
8月24日(金)大館市 大館市エコプラザ          参加者 14名
8月28日(火)横手市 横手市ふれあいセンターかまくら館  参加者 22名
                              計 57名

 研修では、推進員間の交流を促進するため、初めに自己紹介から始めました。自己紹介の時間を1分に設定し、「氏名」「お住いの市町村」「環境に関する活動について」紹介いただきました。

   
各会場 自己紹介の様子

 次に秋田県生活環境部温暖化対策課吉田主査より推進員として活動するために必要な地球温暖化に関する基礎知識を習得することを目的とした講話がありました。
 はじめに秋田市や秋田県の気候の変化、平均気温の推移、猛暑日や熱帯夜日の推移、大雨の発生回数や降雪量の変化と将来予測について、その後、地球温暖化の仕組みや地球温暖化の現状と地球温暖化に要る影響・将来予測についてお話しいただきました。
 また、第2次秋田県地球温暖化対策推進計画について世界・日本の動き、秋田県の特徴である家庭から出る灯油によるCO2の排出量が多いという紹介がありました。秋田県が重点的に取り組む温暖化対策として森林の適正管理、省エネルギー対策について紹介がありました。特に省エネルギー対策を進めるためには地球温暖化について理解を深める、実践してみる、継続することが大事であるとのことでした。推進員の皆さんに担っていただきたいこととして「できることから始め、継続することが大事。快適な暮らしと温暖化対策は両立する」と話していました。

      

温暖化対策課 吉田主査の説明の様子

 次に、「身近に感じる地球温暖化の現状と私たちが今できることを考えよう!」と題し、グループワークを行いました。普段の生活の中で最近よく耳にするようになった地球温暖化の影響と原因についてどんなことがあるのか、私たち個人が地球温暖化防止のために今できることはどんなことがあるのか、地域の方々に普及啓発すためにどのように伝えることができるのかについてグループで話し合い、その内容を発表し他のグループに紹介しました。

 

    
 グループワークの様子

 推進員の活動事例として、秋田市在住の加藤啓次郎氏よりご自身の活動について紹介していただきました。余暇時間を有効活用し個人でもできることとして「自宅で無理なくできる環境家計簿への取組み」、「子供たちに環境について伝えるためにあきたエコマイスター県央協議会とともに行った学習会」等について紹介していいただき、「自分のできることからはじめることが大事」とお話しいただきました。

 
加藤氏の説明の様子

 最後に、今後、予定しているフォーラムの事業内容を紹介し、「基礎研修会」は無事に終了しました。
今回の基礎研修会は県内3会場(秋田・大館・横手)で開催しましたが、これまで参加できなかった人も含め、多くの方から参加していただきました。研修会で、学んだこと等をひとりでも多くの地域の方々へ伝えていただき、地球温暖化防止について身近にできることから取り組んでもらいたいと思います。

環境あきた県民フォーラム
(秋田県地球温暖化防止活動推進センター)
事務局  石塚 亨 ・ 後藤 菜津美