2018/11/09

 地球温暖化対策に関する人材の育成及び活用支援事業の一環として、施設見学会を開催しました。

 11月2日(金)は、横手市のY2(わいわいプラザ)に集合し、由利本荘市の西目土地改良区の西目発電所に向かい、発電設備の見学をしました。参加者は、11人でした。

 西目発電所は、平成元年から運転を開始しましたが、経年劣化により平成26年から更新工事を実施し、平成29年2月に完成、同3月から現在の施設で稼働しています。

 ここは農業用水路の落差を利用した発電を行っていて、発電した電気は、東北電力株式会社の規格に合わせた高品質な電力とし売電しています。東北電力株式会社の送電線までの電線は自己負担で用意する必要がある他、発電所の設備を動かすために必要な電気は東北電力株式会社から購入しているそうです。
更新工事による設備の大きな変更点は、水車のカバーに窓が付き視認できるようになり点検が容易になったことと説明をしていただきました。

 

 

 参加者からは、農業用水を利用した発電所ということで小さい施設を想像していたが思った以上に規模が大きかった、しっかり採算が取れていて農家に還元していることに感心したといった声がありました。

 西目発電所は小規模といいながらも比較的大きいものであり、採算も取れ利益を農家に還元している施設でした。このような施設を多く作ることが出来れば、二酸化炭素をもっと削減できるのではないかと思いました。

秋田県地球温暖化防止活動推進センター
(NPO法人環境あきた県民フォーラム)
事務局