2025/09/29

温暖化対策推進人材育成事業の一環として、当センターでは、熱中症予防の基礎と一次救命処置、併せて残暑を乗り切る「食」について学ぶ研修会を開催しました!

 

開催概要

日時:2025年9月5日(金)14:00~15:30
会場:秋田県ゆとり生活創造センター 遊学舎

 

プログラム①「気候変動の影響と熱中症対策の重要性」
説明:環境あきた県民フォーラム
内容:気候変動による夏の猛暑は、熱中症リスクを高める喫緊の課題であり、緩和策に加え、具体的な適応策が重要となることを、秋田県の現状や将来予測のデータを交えて説明

 

プログラム②熱中症の基礎知識と予防策及び一次救命処置の実演と体験
講師:日本赤十字社秋田県支部救急指導員 竹内 健司 氏
内容:熱中症の主な症状(めまい、意識障害など)の概要と、応急処置(涼しい場所への移動、冷却、水分・塩分補給、医療相談)の重要性について解説しました。また、予防策として、体づくりに加え、日常生活での工夫(室内の冷却、適切な衣服、日差し避け)やこまめな水分・塩分補給を呼びかけました。講演後には、一次救命処置の実演・体験も行われました。

  

 

プログラム③残暑を乗り切る効果的な食事
講師:栄養士 佐藤 郁子 氏
内容:夏の食生活の工夫に焦点を当て、夏バテの原因(栄養・睡眠不足、冷え、ミネラル不足など)と高齢者に多い症状(食欲不振、倦怠感)について解説しました。対策として、疲労回復に役立つタンパク質やビタミンB群などの栄養素と、具体的な食材・調理法を紹介。受講者と対話しながら献立例やおにぎり作りを提案し、試食も行いました。

  

   

心肺蘇生法の胸骨圧迫の練習では、正しい強さで胸部を押すと人形から音が鳴る仕組みでした。しかし、受講された皆様は「なかなか音が鳴らない!」と、力の入れ具合に苦戦されている様子でした。また、おにぎり作りでは、夏バテに効果的な食材について学んだ後、試食を楽しまれました。和やかな雰囲気の中、知識を深める良い機会となりました。