2025/03/13

「令和6年度 環境あきたエコ活動支援助成金事業」事業報告会を開催しました

 3月8日(土)、令和6年度に「環境あきたエコ活動支援助成金事業」に取り組んだ6団体に、事業報告をしていただきました。


「環境あきたエコ活動支援助成金事業」とは

 秋田県では、環境保全の意義や重要性について県民の理解を深め、豊かな水と緑あふれる秋田を将来へ継承していくため、民間団体が自主的に行う環境保全活動を支援する制度を設けています。


今年度も民間団体が自主的に様々な取組みを行いました。

【開催日時】

  令和7年3月8日(土) 9時40分~12時00分

【開催場所】

  秋田県ゆとり生活創造センター「遊学舎」会議棟

【内  容】

  ・環境あきたエコ活動支援助成事業の概要と今年度の事業経過
  ・事業実施6団体からの報告
  ・審査会委員からのコメント

【事業報告団体】(発表順)

 ①NPO法人 鳥海山麓グリーンネット(由利本荘市)
  環境保全を維持する地域循環型農業を学ぶ事業

 ②秋田県スキューバダイビング連盟(秋田市)
  私たちの海を知る~ダイバーによる海洋ゴミの清掃と調査活動

 ③あきた里山ネットワーク(五城目町)
  里山の環境保存活動を通じて地域の活性化を図る事業

 ④アースデイ男鹿実行委員会(男鹿市)
  アースデイ男鹿2024
  ~日常の中にある環境への意識や気づきを促し、活動者が連携することで
   コミュニティの形成を図る~

 ⑤NPO法人 大館・小坂レールバイク(大館市)
  長木渓流の自然と歴史 表出事業

 ⑥プリティアップル(増田町)
  剪定されたりんごの枝、受粉樹の実を使ったりんご染

【審査会委員講評】

🌸活動する中で見つけた課題に、各々の団体が非常に積極的に取組んでいる。

🌸自分たちだけの活動になってしまいがちだが、他の団体との連携ができているのが素晴らしい。自分たちだけでは行き詰って他の団体の力を借りようとなったからなのか、参加者の思いがつながって実現したのか。経緯は色々だと思うが、皆さんの気づきが活動の輪を広げたのだと感じた。

🌸人集めがすごく苦労するところだと思う。参加した人たちにもっと参加してよかったという声や気づきを発信してもらう、アンケート結果をもっと広く発信するなど工夫してぜひ継続して頑張ってほしい。

🌸地域に根差した活動で、地域の人々が関わる機会を多く設定しているのが評価できる。

🌸「地域の重要な財産や景観を地域住民が自ら率先して守っていくんだという雰囲気づくりに貢献した」と思う。

🌸海ごみの回収については回収量が昨年の2倍にもなったということで、回収に関わるスキルの向上や効率UPにより得られた実績である反面、それだけのごみが海の中に存在する現実は私たちも重く受け止めなければならない。

🌸天候の影響で事業計画を変更せざるを得なかった中で、ゴールを見据え、最後まで目的に沿って活動されていた団体もあった。

🌸エシカル消費について、生産者の思いや様々な努力を消費者へ伝え、つながりを深めているところがとても評価できる。生産者の立場からすると、とてもありがたい。

 

  
  
4月以降、環境活動に取り組む予定の団体の皆さまは、ぜひこの事業の活用をご検討ください。