2022/02/01

 東北地域で活動する地球温暖化防止活動推進員(以下、「推進員」とする)が日頃の活動の成果を共有し、交流を深めることを目的とした研修が開催されました。
 開催日時、開催場所、出席者については、以下のとおりです。

開催日時:令和4年1月15日(土) 13:30~16:35
開催場所:秋田テルサ 第2研修室(ZOOMによるオンライン開催)
出  席  者:推進員7名(うち2名はWEB参加)

 内容については、以下のとおりです。

①講演「地球温暖化対策の最新動向 日本のカーボンニュートラルは実現できるか?」
    講師:気候ネットワーク 東京事業所長 桃井貴子氏
 主に気候危機、IPCC第6次評価報告書、気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)、日本の気候変動・エネルギー政策の最新の情報について、気候ネットワークの立場からお話しいただきました。世界や日本の状況と動きについて解説し、世界が脱石炭を進めていく中で日本は後れを取っている状況であると説明しました。そういった状況で推進員として事実や正しい情報を学び、それを発信していくことが求められるとまとめました。

②事例紹介「宮城県センターでのプログラム作成について」
 宮城県センターの取組事例として、新学習指導要領にも記載がある「持続可能な社会の創り手を育てるための学習」をSDGsプロジェクトのテーマとし、カリキュラムの編成や学習プログラムの作成などに取り組み、学校と社会をつなぐ役目を果たしたと紹介しました。特に、国としてのカリキュラムがない「防災」と「気候変動」について編成したことの意義は大きいとのことでした。

③各県の推進員活動発表
 秋田県センターからは推進員の佐藤郁子氏が発表を行い、地球温暖化やSDGs、食品ロスなどについての講演や、エコキャンドル作りやマイエコバッグ作り、エコクッキングなどの実践体験について報告しました。続いて、各県(市)から推進員の活動発表があり、参考となる事例が多くありました。

   
会場(秋田テルサ)と出席した推進員の様子

 地球温暖化について最新の情報を得ようとすることが重要なのはもちろんですが、得た情報を鵜呑みにするのではなく、そこから正しい情報を学ぼうとする姿勢も必要になります。推進員をはじめとした皆様には、そういった意識を持って活動していただければと思います。

秋田県地球温暖化防止活動推進センター