河川や湖沼など公共用水域に流入する汚濁のうち、家庭や工場など特定の施設から排出される汚濁に対し、水田や畑、市街地の路面から雨天時に流出する汚濁物質など、広範囲から発生し、発生源を特定することが難しい汚濁のこと。工場排水などは排水基準による規制がかけられ、汚濁負荷の低減が進んでいるが、ノンポイント汚濁は、いわばどこからでも発生するとも言えるため、その対策は難しく、水質保全における大きな課題として研究が進められている。